お待たせしました!平田街区公園が完成

1／19

妻中学校の北隣に位置し、約47年もの間、市民の皆さんに親しまれてきた平田街区公園。新庁舎建設に伴う移転のため、令和元年7月より一時供用を中止していましたが、令和4年度に防衛省の補助事業を活用して整備を進め、今年3月に完成しました。
以前の公園は、公園の周辺にサクラなどの樹木が立ち並び、南側に四阿(あずまや)(東屋)や滑り台などの遊具が設置されていましたが、施設の老朽化は顕著であり、特に老朽化が進んでいたブランコは安全性を考慮して撤去され、トイレについても老朽化から建て替えの必要性が指摘されたほどでした。
今回新たに整備された公園は、以前の公園よりも広く感じますが、実際には同じ面積です。

■平田街区公園の植物
芝生や樹木の緑を基調とし、普段の活用を考え中央を広く開けています。以前の公園と同様にサクラを植えており、旧庁舎時に植栽されていたヒメシャラやキンモクセイ、有楽ツバキ(記紀の道に隣接する広場に仮植えしていたもの)を移植しています。
有楽ツバキについては、有志のより寄贈していただいた2本を加え、3本植栽しました。春はサクラ、夏はヒメシャラ、秋はキンモクセイ、冬は有楽ツバキと、四季折々の花が楽しめる植栽になっております。
公園南側のほぼ中心に四阿を設置しており、樹木の育っていない現時点では、日をさえぎる数少ない施設となります。その四阿の近くには、イベントなどを行えるように屋外コンセントを設置しました。

■災害時に備えた設備
また、この公園は地震時の指定緊急避難場所としても位置付けられており、有事の際には一昨年に完成した市庁舎や庁舎駐車場と連携し、防災面で力を発揮するよう工夫されています。中央の広い空間は、緊急時の避難用テントを設置するのに適しており、南側に設置した二つのかまどベンチで炊き出しを行うことで、隣接する庁舎駐車場と公園内の避難者に対してあたたかい食事を提供することが可能となります。

■マンホールトイレも完備
公園南西側には、災害時の避難用にマンホールトイレを5基設置しました。
このトイレは、下水道管路にあるマンホール上に簡易な便座やテントを設置し、災害時において迅速にトイレ機能を確保するものです。地震時に下水道の本管が使えなくなった時に備え、貯留もできる仕組みになっています。
また、このトイレを使用する時には水を必要としますが、水道が使えなくなった時のことを想定して手押しポンプを設置しました。
このように災害時の機能を有していますが、通常時にも多目的に使える公園です。散歩など普段使いはもちろん、イベントなどにも積極的に活用していただきますようよろしくお願いします。