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令和4年度 市指定文化財を紹介します

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宮崎県都城市

本市には現在、国指定7件、県指定22件、市指定82件、国登録14件の指定文化財などがあります。
今回は、令和4年度に指定した市の指定文化財「絹本着色天長寺十八世法印権大僧都覚尊像(けんぽんちゃくしょくてんちょうじじゅうはっせいほういんごんだいそうずかくそんぞう)」を紹介します。

■史料に描かれる覚尊
本史料には、現在の都島町にある天長寺の第18代住職を務めたとされる「覚尊」が描かれています。覚尊は、都城島津家の家臣であった土持氏の出身で、土持則綱(のりつな)の次男といわれています。
本史料で描かれた覚尊の服装は、「庄内地理志」に記載の残る延宝9(1681)年3月に当時の都城島津家第18代当主久理(ひさみち)の病状回復を祈って兼喜(けんき)神社で行われた大曼荼羅供(だいまんだらく)での服装と一致します。

■市指定文化財に指定した理由
廃仏毀釈(きしゃく)の激しかった旧鹿児島藩内。都城の地域においても、古文書に記載がみられる当時の僧侶の姿が描かれた史料が現存するのは大変貴重であることから、市指定文化財(美術工芸品)に指定しました。

問い合わせ:文化財課
【電話】23‒9547

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