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防災特集「線状降水帯ってなに?」

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宮崎県高鍋町

令和4年6月から、気象庁による「線状降水帯」の予測が始まっています。
最近頻発する「線状降水帯」とは何なの?「線状降水帯」が発生することによって何が起こるの?「線状降水帯」が予想されたとき・発生したときはどうすればいいの?
このような疑問に対し、気象庁の資料を基に解説します。

■「線状降水帯」とは何なの?
線状降水帯とは、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲群)によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域をいいます。

■「線状降水帯」で何が起こるの?
「線状降水帯」の予想の基準には、
*解析雨量において前3時間積算降水量が100mm以上の分布域の面積が500平方キロメートル以上
*上記の領域内の前3時間積算降水量最大値が150mm以上という基準(抜粋)があります。
高鍋町では、時間雨量80mm、積算雨量200mm以上が予想(観測)された場合は、降雨による浸水実績のある区域に対して避難指示を発令します。
「時間雨量80mm」とは、予報用語では「猛烈な雨」といい、滝のように降る雨以上の「息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感じる」ほどの雨のことを言います。
「線状降水帯」の予想の基準は、上記の高鍋町の避難指示発令基準をはるかに上回る雨量の雨が降る可能性があります。

■「線状降水帯」が予想されたとき・発生したときはどうすれば良いの?
崖や川の近くなど、危険な場所にいる方(土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる方)は、高鍋町から発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください。
周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合(滝のような雨がゴーゴーと降っているときなど)は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
高鍋町から避難情報が発令されていなくても、急激に状況が悪化するおそれもあります。キキクル(危険度分布)や水位情報等の気象情報を確認し、少しでも危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。

「防災は、「自分の命は自分で守る」自助が基本です。
物心両面の備えを怠らないようにして、自分の(家族の)命を守りましょう。」

◆今年度の消防団の皆さんを紹介します
※詳細は本紙PDF版5ページをご覧ください。

行政事務連絡員は町長から委嘱を受けた非常勤特別職の地方公務員で、任期は4月1日から翌年の3月31日までの1年間です。
町広報誌をはじめとした文書などの配布や、町として周知させていただきたい情報の伝達など、行政事務を円滑に進めるためのさまざまな業務に従事していただいています。

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