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自治体の皆さまへ

対話から始まるまちづくり(1)

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富山県入善町

◆まちづくり懇談会 主な課題を紹介
町の皆さんの声をお聞きし、ともに今後のまちづくりを考える「まちづくり懇談会」が10月12日から11月29日まで、町内全10地区で開かれました。懇談会では、「ストップ人口減少」のための施策について町から説明したほか、参加者と笹島町長らとの間で、地域の課題について意見が交わされました。
ここでは、各地区から出された主な課題を取り上げ、町の対応策と併せて紹介します。

◇入善会場
11月24日(金)
出席者88人

・地区役員の担い手が不足、町内会の統合等の考えは
町内会統廃合には、町内会の班や組などの組織の取り扱いや、井戸や公民館などの財産管理、町内会費や基金の調整といった課題があり、各町内会での慎重な議論が必要。町も、人口減少に伴う地域の在り方は課題であると考えており、機会を捉えて地域活動に関する先進地の事例を紹介しながら、地域での議論が深まるよう情報共有を図りたい(総務課)

◇上原会場
11月7日(火)
出席者74人

・国道上野交差点~吉原までの通学路に歩道の設置を
学校関係者や警察、道路管理者からなる「町通学路安全推進会議」では、通学路の安全対策の検討を進めている。歩道の整備には、地権者の同意や多額の事業費を要し、全区間の整備には相当な時間を要する。まずは当該通学路の交差点や路面表示などの改善を目指し、今年度、県道上飯野入善停車場線との交差点部分の改良工事に向けて地権者の調査を進めている(建設課)

◇青木会場
10月27日(金)
出席者48人

・国道8号バイパス4車線化の早期実現と地域振興を
国道8号入善黒部バイパスの整備は、毎年、国・県への要望活動に加え、他市町とも連携を図りながら早期実現を働きかけている。今後も引き続き4車線化整備促進のため、国に強く働きかけたい。また、道路整備と合わせて、海洋深層水や洋上風力発電施設など、町の地域資源を活かした企業誘致や産業・観光振興も積極的に進めたい(建設課・キラキラ商工観光課)

◇飯野会場
10月19日(木)
出席者108人

・見通しの悪い西入善駅前広場の再整備を
西入善駅前は、東・西・南三方向からの動線が交錯し、駅前駐輪場の位置も悪く見通しが悪い。また、朝夕のラッシュ時には送迎や通勤通学など車両と歩行者が混在し危険である。再整備に向け、駐車場や駐輪場の移設について、あいの風とやま鉄道と協議を進めている。今年度は実施設計をしており、来年度以降、再整備工事に着手する予定である(キラキラ商工観光課)

◇小摺戸会場
11月29日(水)
出席者49人

・高齢者のみ世帯などへの生活面のサポート策は
高齢者の生活をサポートするため、今年度から「町ボランティアポイント事業」を始めた。高齢者や障がい者のみの世帯の生活を、除雪や買い物代行などの活動で手助けした人に、商品券と交換できるポイントを付与する制度である。この事業で、地域の支え合いの推進、地域のつながりや高齢者の孤立化防止にもつなげたいと考えており、ぜひ登録してほしい(保険福祉課)

◇新屋会場
11月2日(木)
出席者76人

・義務教育学校制度の導入も含めた学校再編の考えは
学校がなくなると、地域活力の低下を招くことから、現段階では学校の統合は考えていない。小、中学校一貫の義務教育学校制度の導入には、メリット・デメリットを見極めることが必要と考えている。急激な少子化時代の児童・生徒数の減少は大きな問題であり、今後の出生数の推移に注視しながら、よりよい教育環境について考えていきたい(教育委員会事務局)

◇椚山会場
10月20日(金)
出席者64人

・旧椚山保育所を有効に再利用していきたい
旧椚山・横山両保育所を統合した「とうり保育所」建設に活用した地方債には、統合後の施設の供用開始から5年以内に統合前の施設の廃止が必要という活用条件がある。町は、譲渡などにより、町以外の人や団体に有効活用してもらいたいと考えている。他の町有財産との公平性も配慮しつつ、土地所有者や地区の意見を踏まえて考えていきたい(企画財政課)

◇横山会場
10月18日(水)
出席者51人

・高齢者が参加しやすい町民体育大会の種目の検討は
大会の種目は、各地区体育協会長が中心となって構成される各種会議で決定している。特に、陸上競技の部では、各地区の状況を踏まえ、大会実施の有無や実施種目、各種目の年齢要件緩和などを協議した上で実施要綱を定めている。今後も、より多くの町民が楽しんで参加できるよう、時代に応じた柔軟な対応と適切な運営に努めたい(教育委員会事務局)

◇舟見会場
10月12日(木)
出席者45人

・サル、イノシシ、鹿の侵入に対する防止対策を
現状は電気柵で対策しているが、通電されていない電気柵の支柱や、電気柵が設置されていない道路の開口部からの侵入事例がある。柵の支柱に巻きつける電線状の侵入防止機材が販売されており、町有害鳥獣被害対策連絡協議会で設置を進めたい。道路開口部の設置可能な箇所には、動物の足がはまりやすいグレーチングを設置したい(がんばる農政課)

◇野中会場
11月22日(水)
出席者36人

・周辺の環境にも悪影響な放置空き家への対策は
町は、空き家などの所有者に適正な維持管理の依頼と管理業者の紹介をしている。また、空き家・空き地所有者と、それらを利用したい人をつなぐ「空き家バンク制度」の活用を促進したい。今後も、町民の皆さんの生活環境の保全、安全安心のまちづくり推進のため、空き家の適正な管理の周知、空き家バンク制度を柱とした空き家対策を進めたい(住まい・まちづくり課)

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