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「吉田家住宅」が国登録有形文化財に!

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富山県射水市

3月17日、二口地区の吉田家住宅を国登録有形文化財にするよう、国の文化審議会が文部科学大臣に答申しました。
新たに登録されるのは、吉田家住宅の主屋(しゅおく)、石蔵(いしぐら)、土蔵(どぞう)、板塀(いたべい)の4件で、射水市では7か所(14件)目の登録となります。
吉田家は幕末から近代にかけて土地経営で財を成しました。明治5年(1872)建築の主屋は、最高級の材料を使い、手間のかかる造作が随所に施されており、市内に所在する当時の伝統的家屋の中でも屈指の建造物です。
管理する「一般社団法人吉田はん」では、貴重な文化財を後世に残しながら、地域交流の拠点として、保存・活用に取り組んでいます。6月から一般の方も見学できます。(見学は予約が必要)

施設案内:〒939-0234 射水市二口1037 (一社)吉田はん理事渡辺
【電話】090-7086-1065
交通案内:射水市コミュニティバス(1)新湊・大門線(南系統)「JAいみず野前」下車徒歩10分

■吉田家住宅の特徴
吉田家住宅の建築様式は切妻造(きりづまづく)り妻入(つまい)りのアズマダチで、間口は約10間(18m)と規模が大きく、見上げるほどに三角屋根の棟は高く堂々としています。正面は床下換気の格子と1階・2階窓の柱間に入る繊細な千本格子が相まって、堂々とした中に洗練された意匠が入ります。室内も広間の豪壮なワクノウチヅクリや、柱・天井に弁柄や黒漆、金面取りが施された座敷などがあり、富山県内のアズマダチを代表する貴重な建造物といえます。
また、主屋南面は座敷から眺める庭を介して、延長40mの船(ふな)板塀や板塀で隣の家との境界を仕切り、正面には賓客を迎える際にのみ用いる切門抜(きりぬきもん)があります。主屋背面には中庭を介して石蔵と土蔵が建ち、大地主ならではの屋敷構えになります。

問合せ先:生涯学習・スポーツ課文化財係
【電話】51-6637

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