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射水市民病院 市民病院コラム

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富山県射水市

院長による「よろず相談会(毎月最終月曜日)」を実施しています! ※予約制
「骨粗鬆症予防教室(毎月第2水曜日・14:00~)」を実施しています!
場所:診療棟3F会議室

【白内障について】
眼科部長 舘野 靜佳
白内障は眼球の水晶体が濁る病気です。光は水晶体を通って網膜に到達しますが、白内障になると光がよく通らなくなり視力が低下してきます。
白内障の症状は、まぶしい、かすむ、眼鏡が合わなくなるなどで、水晶体の濁り方のタイプによって少し異なります。白内障が進行して水晶体全体が濁っている状態の成熟白内障になると、指の本数もわからなくなる程視力は低下します。
白内障の治療法は手術です。ただし、白内障と診断されても、すぐに手術をしないといけないわけではありません。加齢に伴う調節力低下が原因で裸眼視力が低下している場合は眼鏡をかけるか、眼鏡の度数を変えれば見えるようになるので手術の必要はありません。手術が必要となる時期は、白内障が原因で通常の生活が不自由だと感じるほど、視力が低下した時です。

白内障手術は確立された術式のひとつですが、水晶体の組織が弱い場合や、成熟白内障の場合は必ずしも容易でない場合があります。また、手術が通常通り終了しても、術後の反応には個人差があり、回復に数週間かかることがあります。重篤な術後合併症は非常に稀ですが、眼内炎、網膜剥離、硝子体出血、眼内レンズ脱臼など、視力障害を生じる合併症が起こることがあります。術後の合併症に注意するため術後数日は毎日診察が必要です。当院では片眼につき通常1泊か2泊入院していただいています。
白内障が原因で見えにくくなってきた場合は手術により症状が改善する可能性が十分あります。見えにくさを自覚したら、まず眼科を受診することをお勧めします。

各種問合せ先:射水市民病院
【電話】82-8100
【HP】https://hosp.city.imizu.toyama.jp/

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