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令和5年度 全国学力・学習状況調査を実施して 舟橋村教育委員会

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富山県舟橋村

文部科学省は調査結果を7月31日(月)に公表しましたので、舟橋小・中学校の児童生徒の学力・学習状況調査の結果について、報告いたします。
調査実施日:令和5年4月18日(火)
調査対象:国・公・私立学校の小学校第6学年、中学校第3学年の全児童生徒
調査内容:教科に関する調査[国語、算数・数学、英語(中学校のみ)]、質問紙調査[児童生徒、学校]
調査目的:児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るため、また教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることや、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立するために実施しています。(概要)

・舟橋小学校
今回調査された2教科の平均正答率は全国平均並みでした。本校の特長として、2教科とも知識及び技能面での学力が定着しており、国語科では言葉の使い方、算数科では正しく計算処理を行う問題の正答率が比較的高い結果でした。一方、課題としては、問題文の意味や状況を理解し、問われていることに応じて、自分の知識を活用して考え、それに合った正答を選ぶことや、自分の考えを順序よく説明すること、資料の中から必要な言葉や数字を選んで適切に結論へ導き、表したりすること等がありました。
児童質問紙からは、朝食の摂取や生活リズムなどの基本的な生活習慣は整っている傾向が見られました。しかし、自分の学力に自信がもてず、学習したことが将来役に立つと肯定的に考えている子供が全国よりも少ない傾向にあることも分かりました。「できるようになった」「分かってうれしい」という達成感や成就感を味わえるような授業づくりを積み重ねたり、学習したことを総合的に生かして、自分の考えをまとめ表現する活動を意識的に取り入れたりして、学んだことが役に立つ実感がもてるようにし、自信につなげられるように努めていきます。

・舟橋中学校
今回調査された3教科すべての平均正答率が全国平均や県平均を上回っています。 特に、国語科では「自分の考えが伝わるように、根拠を明確にして書くこと」、数学科では「ある事柄が成り立つことを構想に基づいて証明すること」、英語科では「情報を正確に読み取ること」で、よい結果が見られました。
一方、数学科の「自然数の意味を理解しているか」を問う設問や、英語科の「情報を正確に聞き取る」設問等は正答率が比較的低く、基礎的・基本的な知識・技能の定着に課題が見られました。
生徒質問紙からは、自分で計画を立てて、家庭学習の時間を確保していると肯定的に捉えている生徒の割合が、全国や県と比較して高いことが分かりました。本校で使用している家庭学習の計画表等を活用し、学習や時間の管理を進めている生徒が多いことが推察されます。また、自分とちがう意見について考えることを楽しいと感じ、話し合う活動を通じて自分の考えを深めたり広げたりしている割合も同様に高いことから、学級集団の親和性を土台とした「学び合い」が、生徒の学力向上に寄与していることが推察されます。
今年度の調査結果から、今後は、授業形態の工夫によって基礎的・基本的な知識・技能を習得させるとともに、「ふなはし『学び合い』スタイル」を軸とした活用・探究型の授業をバランスよく取り入れながら授業改善を図ります。

これらの分析から、課題となったところの改善を図るとともに、小中一貫教育の中で、タブレット端末などの情報通信技術(ICT)を活用し、基礎的・基本的な知識の定着を図り、それを活用した探究的な学びへとつなげたいと考えています。そして、村民の皆さんにもその取組を広く周知し、学校・家庭・地域が協働して舟橋村らしいきめ細やかな教育をさらに推進していきます。

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