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栽培漁業センターだより

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山口県上関町

■~車海老養殖から栽培漁業へ~
光・熊毛地区栽培漁業センターでは、これから栽培漁業のシーズンが始まります。栽培漁業とは卵から稚魚になるまでの一番弱い時期を人の管理下のもと飼育し、その後、自然の海に放流し、成長したものを獲る漁業です。私たちのセンターでは稚魚が海で生きていける大きさまで育てる栽培漁業の中の「中間育成」を行っています。
稚魚は主に山口市秋穂にある山口県栽培漁業公社で生まれてセンターにやって来ます。4月にヒラメ、5月にはトラフグ、それ以降は車海老、マダイ、キジハタ、と入ってきます。稚魚たちがセンターにやって来たら、住みやすいように工夫して育てています。例えば、輸送時には山口市秋穂から1時間半かけて狭いタンクの中、輸送トラックに揺られてやってくるので、到着した時には疲れています。その疲れを回復させるため、すぐに広い水槽に移してあげて、ゆるやかな水流の中で落ち着かせてあげます。この時に水流が強いと、よけいに疲れてしまうため、水流の強さには細心の注意をはらっています。餌は、稚魚たちが食べやすいように、大きさや、浮いたり沈んだりする餌を状況に合わせて変えながらあげています。この一つ一つの工夫が元気な稚魚を育てるのに大切になります。今年も一匹でも多くの元気な稚魚を放流するため、丁寧に育てていきます。

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問合せ:(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033

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