海のまち通信

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■海のまち診療所
中山医師の健康情報コーナー

患者さんから勧められ先日初めて河津桜を見に行きました。桜を眺めていたところ、くしゃみが止まらなくなり風邪をひいたと思いましたが熱や咳はありません。今年は過去10年で花粉の飛散量が最多のようです。私は花粉症かもしれません。
今回のテーマは「花粉症」です。
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉によって起こるアレルギー疾患です。代表的な花粉症の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみです。鼻と目は、外気に接しているため、花粉に触れる機会が多く、さらに、免疫反応に関係の深い粘膜組織を持つことから、これらのアレルギー症状が起こりやすいと考えられています。
原因としては「スギ花粉」が最も有名ですが、年間を通していろいろな植物の花粉が原因となります。そして、地域や花粉の種類によって飛散する時期が異なります。
対策としては原因となる花粉やダニ、カビ・ハウスダストなどを可能な限り避けることが重要です。具体的にはマスクや眼鏡を着用したり、部屋をこまめに掃除したり、空気清浄機等を使用したりしましょう。治療としては
(1)対処療法(点鼻薬、点鼻薬による局所療法および内服薬、注射薬による全身療法、レーザーなどによる手術療法)
(2)根治療法(原因となる抗原を少しずつ体に入れて、アレルギー反応を弱める)の2つがあります。
当院では指先からの採血により20分で結果のわかるアレルギー検査および花粉症の根治療法である「舌下免疫療法」を行っています。花粉症の検査や治療に関してお悩みの方は当院へご相談ください。