市の商業、文化、健康の中心地「キラル」の歴史を振り返ります。
◇下松タウンセンター構想
下松市は、大正時代から周南コンビナートの一角を担う工業都市として発展してきました。しかし、オイルショックや円高による不況などで昭和後半から平成初期にかけて人口が減少傾向となります。また、他市への買い物客の流出も大きかったことから、官民一体で市の顔となる文化・商業施設を整備しようとの声が高まります。昭和63年に市総合計画が見直され、広域的な商業・文化の集積拠点施設の整備が提案されました。これにより、旧日本石油下松製油所末武貯油所跡地(通称日石広場)に現在のキラルが整備されました。
◇下松タウンセンター
核テナントの西友(現在はゆめタウン下松)、地元中小小売業者が入居する星プラザを合わせた「ザ・モール周南」(旧称)と市が単独で整備した市文化健康センター「スターピアくだまつ」の総称です。
◇オープン後の下松
バブル崩壊直後ではあったものの、周辺は渋滞が発生するほどの賑わいを見せ、市内の小売販売額も増加します。そして、オープン以降、市内への商業施設の出店も相次ぎ、工業と商業のバランスが取れたまちとして今日に至ります。
◇時代とともに
キラルは、単なる複合施設ではなく、まちづくりのシンボルとして変化してきました。次の30年でキラルやまちがどのような進化を遂げるのか、想像を膨らませながら今日もキラルに…
■天王森古墳出土埴輪特別展示
「キラル」30周年特別企画と連携して、復元された大刀形埴輪や巫女埴輪など4点を展示します。
期間:10月27日(金)~11月8日(水)
場所:キラル海の広場
問い合わせ:生涯学習振興課
【電話】45-1870
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