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祝 錦帯橋創建350年記念特集

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山口県岩国市

■錦帯橋~創建編~

錦帯橋は今から350年前の延宝元年(1673)、岩国の城下町を結ぶための橋として架けられました。
岩国の城下町は慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの後に吉川家によって造られたもので、中央を流れる錦川を挟み、領主の屋敷や役所、一部家臣の屋敷を横山に、大半の家臣の屋敷と商人の町を錦見に配置して、一つの城下町を形成していました。
そのため、横山と錦見を結ぶための恒久的な交通手段が必要でしたが、船は増水すると使えず、橋も洪水によって流失していたため、容易には解決しませんでした。
解決のヒントとなったのは、中国の僧・独立が岩国にもたらした『西湖遊覧志(せいこゆうらんし)』という書物との出会いでした。3代岩国領主の吉川広嘉は、『西湖遊覧志』に描かれていた島と島の間に石のアーチ橋が架かる絵を見て、川の中に島の代わりとなる石の橋脚を築き、その間に洪水の影響を受けにくいアーチ橋を渡すことを思いついたのです。
こうして延宝元年(1673)、錦帯橋は完成しました。この橋は完成の翌年に流失したもののすぐに再建され、その後も工夫と架け替えを繰り返し、276年間流されることはありませんでした。

※次回の特集は8月15日号に掲載を予定しています。
錦帯橋創建350年特設サイトはこちら(本紙2次元コードをご参照ください)

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