文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集02】減らそう!食品ロス~おいしく楽しく食べきろう~

3/29

山口県長門市

10月は「3R推進月間」「食品ロス削減月間」です。
3R(スリーアール)とは、Reduce(リデュース:発生抑制)、Reuse(リユース:有効活用)、Recycle(リサイクル:再資源化)の3つのRからなる考え方のことで、増加するごみ処理の対策として、資源を有効に活用するために導入されました。
3Rの取組のうち、Reduceは特に重要なものであり、このReduceの取組で身近にできることとして「食品ロス」を削減することがあげられます。

■食品ロスとは?
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを食品ロスといいます。
その量は、日本で年間523万トン発生しており、これは、毎日大型(10トン)トラック1、433台分を廃棄していることになります。
このうち、事業者から約279万トン、家庭からは約244万トンと、約半分は家庭から発生しています。(令和3年度推計)

■家庭から出る食品ロス
家庭での食品ロスは、料理を作りすぎたことによる「食べ残し」が105万トン、野菜の皮を厚くむき過ぎるなど、食べられる部分が捨てられている「過剰除去」が34万トン、未開封の食品が食べずに捨てられている「直接廃棄」が105万トンとなっています。
食品ロス削減のため、事前に食材をチェックして使い切れる分だけを購入する、残っている食材を上手に食べきるなど、できることから家庭ではじめてみることが大切です。

■食品の見える化をしましょう
▽ポイント
(1)食品をカテゴリ分けする
・食品庫…調味料や麺類、乾物、粉もの、飲み物、非常食などに分ける
・冷蔵庫…定番食材や調理予定の食材、期限切れの近いもの、食べかけのものなどに分ける
(2)食品の置く場所を決める
・ジャンルごとにグループを分けて収納する
・同じものは1カ所にまとめる
・期限が短い食品を手前、期限が長い食品を奥に保管する
・目で見てわかるように表示をする
(3)ルールを決める
・常備しておきたい食材は、補充するタイミングまでの残りの個数を決めておく
・必ず一つはフリースペースを確保するなど、食品は詰め過ぎず、余裕をもって配置する

■整理のコツ
・小さなものなどは、カゴに入れてまとめておく
・使いかけや早く消費したいものは目立つ場所に置く
・透明な容器を使用することで中身が見えるようにしておく
・冷凍庫は縦に収納する

■食品ロスと環境問題の関係
食品ロスと環境問題は、深く結びついた問題です。
食品は多くの水分を含んでおり、焼却する際にはたくさんのエネルギーを使用するため、多くの二酸化炭素(CO2)が発生します。100万トンの食品ロスを削減することができれば、二酸化炭素(CO2)を46万トン削減することにつながります。

■「ごみの分別について」出前講座を実施しています
自治会やサロン会などを対象に、適切なごみの分別・リサイクルを推進するため、「ごみの分別について」の出前講座を実施しています。希望される場合は、お気軽にご相談ください。
時間:30~60分程度
対応可能日:平日
申込方法:電話
※「ごみの出し方」のDVDの貸出も可能です

問合せ:生活環境課廃棄物対策班
【電話】23-1249

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU