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【特集01】約200世帯の移住希望者が空き家を探しています

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山口県長門市

本市では移住・定住促進事業と空き家の有効活用による、地域活性化を目的として「空き家情報バンク」を運営しています。本市への移住希望者は年々増加しており、令和5年3月末時点で、約200世帯が住まいを探しています。
移住するためには住まいが必要なため、移住希望者が望む物件があれば、すぐにでも空き家の有効活用が期待できる状況です。
田舎暮らしが注目されている今こそ、空き家を「売る」「貸す」チャンスです。まずは気軽にご相談ください。

■空き家情報バンクに物件を登録するメリット
・登録料、情報掲載料などの費用が無料。
・家財処分や修繕が必要な物件でも登録が可能。
・物件情報が掲載される「長門市定住支援サイト」の年間閲覧者数は約3万人で、より多くの人に物件を見てもらえるチャンスがある。

■長門市空き家活用事業を通して成約した場合の補助金・報奨金があります
▽空き家活用事業成約報奨金
本事業を通して成約し、移住に至った場合、物件の所有者に対して、報奨金10万円を交付します。
※交付には諸条件があります

▽空き家リフォーム等助成事業補助金
本事業を通して成約した場合、空き家にある不用家財を処分する際の費用(上限10万円/ただし、対象経費から消費税を除く)を補助します。
※補助上限金額が昨年度までの5万円から10万円に拡充されました

■山口県内の自治体で初の取組!誰でも気軽に「VR内覧」ができるように
空き家情報バンクに登録されている物件の内部を360度カメラで撮影し、部屋ごとに360度画像による内覧ができるようになりました。
長門市定住支援サイト内において、スマートフォンやパソコンで、VR(バーチャルリアリティ)画像を見ながら、自分が室内にいるかのような感覚で物件の詳細を把握することができます。
これにより、市外・県外からの移住希望者が、容易に物件の詳細を閲覧でき、内覧前のイメージと実際の物件との相違を少なくすることで、マッチングを加速させるとともに、移住・定住者の増加につながることが期待されます。

▽家も2人を待っていた 物件所有者の声
伊藤啓子さん
市外に在住。夫の実家が空き家になり、空き家情報バンクに登録。

登録していた空き家は主人の実家です。今後、住む予定もなく、どうするか悩んでいたところ、知人から空き家情報バンクのことを聞き、数年前に登録しました。何人か内覧に来られたのですが、トイレが汲み取り式だったこともあり、なかなか契約にはつながりませんでした。
今回の契約は、もともと候補ではなかった私の空き家を「移住条件に適しているからぜひ見てほしい」と市の担当者が、先方に紹介してくださったことがきっかけで結ぶことができました。その提案がなければ契約につながらなかったので、本当に感謝しています。
購入価格が予算を超えていると聞いたのですが、家を気に入ってもらえたならぜひ使ってもらいたいと思い、賃貸での契約を提案させてもらいました。空き家を放っておくのも気がかりですし、登録していて良かったです。
今は、田舎暮らしを希望する若い人が増えているので、空き家に悩んでいる人がいたら、まずは相談することをおすすめします。

▽地域に新たな風が 集落支援員の声
槇田敦子さん
伊上地区まちづくり協議会の集落支援員を6年務めている。

集落支援員として歩いて地域の見回りをする際に、空き家の処理に困っている人に空き家情報バンクの情報提供、周知活動などを行っています。
伊上地区に移住を希望する人には、物件情報を気軽に閲覧できる空き家情報バンクのホームページの紹介をしたり、市の定住支援員や移住コーディネーターに一度相談してみることを勧めています。
実際に移住してきた人が地域になじめるよう、地域活動のチラシを配布する際に悩んでいることはないか話を聞いたり、お隣さんや自治会長に移住者の人が地域になじんでいるかなど確認しています。
移住されたことにより、地域の集まりにも子どもたちのにぎやかな声が増え、地域の皆さんも大変喜んでいます。その他にも高齢者からの頼みごとを気軽に聞いてくれる人もいて、本当に助かっています。
また、移住者のつながり、紹介のおかげで、地域のイベントでできることの幅も広がり、さらに地域に活気が生まれていますね。

▽理想の家に巡り合えた 移住者の声
内田洋さん 中村ゆいさん
福岡県から長門市に移住。市内のイベントにジンジャーエールのキッチンカーの出店などを行っている。

他に移住先の候補地はありましたが、「海」「山」「家の側に畑がある」の3つの譲れないポイントが一致したのが長門市でした。
初めて市役所へ相談に訪れた際、対応してくれた定住支援員さんが、とても明るくフランクに接してくれ、自分たちの話を親身にしっかり聞いてくださいました。私たちという人や、ニーズをしっかり聞いてくれたうえで、土地勘もない私たちに、求めているライフスタイルに合った物件を紹介してくださり、理想の空き家に巡り合うことができました。それが、移住を決断する後押しになりました。
当初、売却価格が私たちの予算をオーバーしていたのですが、所有者さんから「2人が楽しくやってくれたらそれでいい」と賃貸で貸していただけることになりました。
移住を決めてから、ここまで本当にスムーズに契約を進めることができ感謝しています。

問合せ:企画政策課 
【電話】23-1229

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