文字サイズ
自治体の皆さまへ

郷土文化記録活動 菅原神社神子舞(みこのまい)の記録

14/38

山口県阿武町

教育委員会では、これまで福賀・つづら・惣郷の神楽や奈古の盆踊りなど、郷土文化の映像記録に取り組んでおり、今年度は、「菅原神社神子舞」を撮影しました。
映像の一部は奈古文化展の会場でも上映しました。

平成7年から「神子舞保存会」の会長をやっております。

神子舞には20歳頃から関わっていますが、私の親父も先輩の一人。
お宮に家が近いもんで、昔はこの「天神様」を、遊び場にして、遊んでばかりいたもんです。
小学生の頃は、神子舞には興味はなかったんですが、中学生ぐらいになって、だんだんと、「太鼓の音が面白いな」という意識がありました。
それからずっと、音を聞くと興味が出て、「太鼓を叩いてみようかな」っていうことになりました。

その時代は、みんなが、やっぱり熱心にされていました。
太鼓のバチを握ると、自分の血が騒ぐじゃないけど、やっぱり太鼓が鳴らんじゃ、踊りが止まるんだから。

私がやりだしてから、60年ぐらいですけれど、先輩の方がやり続けてからは、180年とか聞いています。

私はずっと、この地元におるから「なんで舞をしてるんかな?」って不思議に思うんです。
やっぱり昔、疫病とかが流行った時、みなさんが無病息災を願ったり、作物の豊作を願ったりして、神子舞を続けようと、考えたんだろうなと思うんですよ。
今の時代、そう思うということがなかなか難しい。
でも私らの年代は、まだそういうことが大事かなと思うんですよね。

私はやっぱり祭りを大事にしていただいて、みんなで協力し合って、みんなでひとつの大きな輪にして育てることができたらいいかな、と思うんですけどね。
祭りを通じて、生涯のお付き合いですか?そういうことができたら素晴らしいなと思うんですけどね。

やっぱり残していかんといけないかなと思うんですよね。
なかなかね、難しいですけど。

菅原神社神子舞保存会 小田利春(おだとしはる)会長(72)

問合せ:教育委員会
【電話】2-0501

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU