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町長コラム「誠・心・誠・意」

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山形県三川町

■過酷な夏が過ぎ
今年の夏は、全国的に記録的な暑さでした。県内でも、熱中症アラートが連日のように発表され、庄内地方では、猛暑日が観測史上最多となりました。
猛暑が続いた結果、県内の熱中症による救急搬送人員は、1,110人(10月1日現在。県速報値)で、集計開始以降、最多となりました。また、帰宅途中の中学生が亡くなるなど、痛ましい事故が発生し、町では、熱中症対策の呼び掛けだけでなく、学校行事の会場変更や延期など、命を守るための対策を行いました。
暑さ指数が依然警戒値を示す9月15日(金)、県消防学校の卒業式に参列しました。火事の現場で、大きな熱ストレスがかかる消防士は、熱中症対策のために、身体を暑さに適応させる「暑熱順化(しょねつじゅんか)」を訓練に取り入れているそうです。卒業された学生が、火災や大雨・洪水などの災害から住民の生命を守るために活躍されることを期待します。
このような猛暑の一方で、夏に心配される大雨や台風による災害が、本町において発生しなかったことは、幸いなことでした。しかしながら、暑さや日照りが続いたことなどが、米や野菜などの収穫量や品質の低下に影響しています。
また、残暑の中、本町を発着点に開催された「じろで庄内」は、黄金色の田園風景や雄大な海、そして庄内の「食」を楽しめることで人気のサイクリングイベントです。私も75kmコースに参加しました。猛暑の影響で、例年より早く稲刈りを行う様子も見られましたが、私も参加者の方々も、サイクリングを通して庄内の秋の風景と味覚を楽しむことができました。
秋が深まるにつれ、日没が早まり寒暖差も大きくなっています。体調管理や台風・大雨による災害、交通事故などにくれぐれも注意してください。
皆さまが、健康で安全に秋を過ごせることを願っています。

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