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子ども広場(ひろば)押切小学校より

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山形県三川町

■凡事徹底~当たり前のことを徹底してやり抜く~
昨年4月に教頭として押切小学校に赴任した時、子どもたちの話の聞き方がとても上手で感心したことを覚えています。本校を訪れる方からも、「押切小は落ち着いているね」「礼儀正しいね」と言われます。これは、数年前から取り組んでいる「凡事徹底」の成果だと考えています。凡事徹底とは、特別なことではなく当たり前のことを徹底して行うことです。
今回は、本校における凡事徹底の取り組みを紹介します。

▽相手の目を見る聞き方
学習の基本はやはり聞くことなので、本校では「聞き方みかわ」に取り組んでいます。みは「目と体と心を向けて見て聞く」、かは「考えながら聞く」、わは「わかるまで聞く」ことです。
児童全員がしっかり聞いてくれるので、先生は安心して話すことができ、授業中や集会時も落ち着いた雰囲気です。

▽カスタネット返事
通常の返事は「はい」ですが、本校では「はいっ」というカスタネット返事をしています。小さな「っ」を加えることで、楽器のカスタネットのように、心地良いリズムの返事になります。最近は、集会の時に「~しましょう」と呼び掛けると、「はいっ」という返事が自然と出てくるようになりました。

▽あいさつと会釈
5月中旬から登下校時のあいさつを、8月からは職員室へのあいさつを再開しました。最初は声が小さかったのですが、少しずつ大きくなってきました。また、相手の目を見て、自分からあいさつをする子も増えてきました。
社会人として最初に見られるのがあいさつですので、子どもたちが小学生の時から気持ちの良いあいさつができるようにしていきます。また、先生や来校者への会釈にも取り組んでおり、多くの子ができるようになってきました。

▽時間いっぱい働く清掃活動
本校には、遊んだりふざけたりしながら、掃除をする子はいません。上級生は下級生に掃除の仕方を教えながら、全員で時間いっぱい清掃に取り組んでいます。この光景は、子どもたちが先輩の姿を引き継ぎ、本校の風土となっています。このような風土を守り、令和3年度の大規模改修によりきれいになった校舎を、いつまでも大切に使っていきます。

そのほかにも、「授業開始時刻を守ること」や「下校時に机・椅子を整理すること」など、当たり前のことを徹底して行っています。
これからも、凡事徹底の取り組みを通して、当たり前のことをきちんとできる子どもたちを育てていきます。

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