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子ども広場(ひろば)横山小学校より

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山形県三川町

■「みんなで考える学校」~これからの時代に応じた学びに向けて~
横山小学校は、今年度35人の1年生を迎え、全校で158人の児童と24人の教職員で、日々学びに励んでいます。今年度は、これまでの伝統を生かしながら、これからの時代に応じた教育を推進していこうと、教職員一同で精いっぱい取り組んでいます。

▽探究的な学びに向けて
小学校の学習指導要領で目玉となっている「カリキュラム・マネジメント」をご存じでしょうか。これは、各学校の教育目標の実現に向けて、育成を目指す資質・能力を明確にした上で、地域の教育資源なども活用しながら、さまざまな教科や活動での学びを関連づけて子どもを育てていく取り組みです。
本校では、児童の様子や地域の実情を踏まえて職員が話し合い、「自分を理解する力」、「協働する力」、そして「課題に気づく力」を養うことを今年度の重点としました。これらの力を養うためには、地域の魅力を生かしていくことが大切で、地域コーディネーターと話し合って、地域の魅力をどう学習に生かしていくかを決めています。
また、多くの方々との関わりを通して児童の心が動く「本物の学び」を目指し、生活科や総合的な学習の時間を中心に探究的な学習に取り組んでいます。1年生は、生活科の「学校たんけん」を行うために、友達とどこを「たんけん」するか相談し、協働して準備を進めました。5月12日(金)に行った全校児童による田植えでは、児童がはだしで田んぼの中に入り、田植えを通して「食」が自然の中で育まれていることを学びました。
本校では他にも、相撲土俵入りや宮城県南三陸町への修学旅行、金峰少年自然の家から横山小学校まで歩くロングウォークなど、地域に根差した豊かな体験活動を行っています。これらをどう探究的な学びに生かしていくか、今年度の活動を通して探っていきます。

▽「みんなで考える」授業づくりとICT
これからの時代を創る子どもたちに必要な学びの一つは「協働して考え、新たな価値を創っていく」ことです。日々の授業でも、単に知識や技能を身に付けるだけではなく、話し合いながら納得や合意を見いだしていく学びを進めていきます。
5月23日(火)、児童会総会が行われました。これまで議案書は紙の冊子でしたが、昨年度からはタブレットを使っています。さらに、資料を見るだけでなく、資料を作る児童もタブレットで入力しています。児童が大人になる頃には、このような会議が一般的になることでしょう。
外国語の授業では、自分の伝えたいことを英語で表現し、タブレットで動画を撮ってうまく伝えられているかを確かめています。また、タブレットで動画を共有して見てもらうなど、ICTを効果的に使い、よりよい表現を目指して学び合っています。

このように、今後も地域の魅力やICTを活用しながら、「みんなで考える」学校づくりを子どもたちと教職員、地域が一体となって進めていきたいと考えています。今後とも、地域の皆さまのご理解とご協力をお願いします。

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