令和4年度 決算報告(1)

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令和4年度決算が9月定例議会で承認されました。一般会計の形式収支は8,318万円5千円となり、令和5年度に繰り越すべき財源2,668万9千円を差し引きした実質収支は5,649万6千円の黒字となりました。

■一般会計　歳入
歳入総額　42億4,468万3千円

令和4年度の歳入総額は、前年度に比べ4億4520万2千円の減となりました。
歳入の約半分を占める地方交付税は、特別交付税が大雪による除排雪対策の特殊需要の増により1,157万4千円の増となりましたが、普通交付税が1,264万7千円の減となったため、対前年比112万4千円の減となりました。また、ふるさと納税が対前年比2,213万6千円の減となり、1億1,864万5千円の歳入となりました。

■一般会計　歳出
歳出総額　41億6,149万8千円

令和4年度の歳出総額は、前年度に比べ4億1,767万9千円の減となりました。
農林水産業費は産地生産基盤パワーアップ事業(繰越含む)5,894万6千円の減、機構集積交付金2,176万6千円の減により1億986万円の減となりました。教育費は令和2年度から実施している大蔵中学校長寿命化改修事業の完了により1億9,622万9千円の大幅減となりました。災害復旧費は、令和2年7月豪雨災害を含む復旧事業が完了し4,495万2千円の減となりました。公債費は村道合海大坪線道路改良事業や肘折地区防災拠点施設整備事業といった大規模事業の元金償還開始により4,520万7千円の増となりました。

■歳出の経費区分
義務的経費では、扶助費が新型コロナウイルス感染症対策に係る住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の減により11.3%の減となりました。投資的経費では、令和2年7月豪雨災害を含む災害復旧事業が完了し、67.9%の減となりました。その他の経費では、役場庁舎等の建設のための公共施設等整備振興基金、ふるさと納税による大蔵村応援基金への積立金が28.1%の減となりました。

(単位：千円,%)

■地方債現在高の推移
各年度の地方債の推移です。令和4年度は元金償還額が発行額を上回っており、年度末現在高が減となりました。
今後も公債費管理の適正化を図り、持続可能な財政運営を行っていきます。

(単位：千円)

■特別会計
特別会計は一般会計と区別し、特定の収入と支出で経理を行う会計です。

(単位：千円)

■語句の説明
・一般会計…村の運営の基本的な経費を計上する会計
・特別会計…特定の事業を行う場合に一般会計と区別して経理する会計
・村税…村民税・固定資産税・軽自動車税・村たばこ税・入湯税
・地方交付税…地方公共団体が等しくサービスを提供することができるよう、一定の基準により国から配分されたお金
・地方債…村が行う公共事業などの財源として、国などから借りたお金
・国庫支出金…村が実施する特定の事業に対し、国から交付されたお金
・義務的経費…毎年必ず負担しなければならない経費で職員の人件費や福祉、医療にかかるもの、地方債の返済など
・投資的経費…道路整備や備品の購入、災害復旧等のハード整備に要した経費
・積立金…村の貯金である基金への積み立て
・繰出金…特別会計の事務事業を補助するため一般会計から特別会計に支出されたお金