■黄綬褒章受章
▽佐藤良一さん(東興野)
長年建設業に精励した功績が称えられ、(株)狩川佐藤組代表取締役の佐藤良一さんが黄綬褒章を受章されました。
佐藤さんは、明治18年から続く同社の5代目。1982年に入社し、90年に取締役に就任しました。
社長業務のほか、山形県建設業協会鶴岡支部副支部長を務めており、技能講習や安全教育の講師として、自社・他社問わず人材育成に尽力しています。同社もまた、安全管理優良工事表彰をはじめとする賞を受賞しており、安全衛生に対する姿勢や、工事の品質の高さが評価されています。
日々の業務について伺うと「社員みんなの頑張りで良い仕事ができた時や、完成の際、お客様から喜んでいただけることが私たちの喜びだ」と強く語りました。
今回の受章については「公的な賞をいただき、名誉であり嬉しく思う。従業員の頑張りのおかげだ」と感謝の気持ちを話しました。
▽鈴木富士雄さん(上朝丸)
長年海運業に精励した功績が称えられ、最上峡芭蕉ライン観光(株)代表取締役社長CEOの鈴木富士雄さんが黄綬褒章を受章されました。
1977年に最上川観光センターの支配人として入社した後、様々な役職を経て、99年に同社社長に就任しました。
コロナ禍で業界が苦境の中、大規模な投資を行い、事業を拡大することで経営基盤の安定化に努めたとのこと。逆境の時ほど攻めに転じる、巧みな経営手腕を発揮しました。
「逆境の時に人も会社も磨かれる」「経営は苦悩が多いが、喜びも大きい」と繰り返し力説。「事業を通し地域の役に立てるのは喜びだ。私たちの仕事は、笑顔創造業である。これからもお客様を満足させられるよう頑張りたい」と思いを語ります。
受章の感想を伺うと「素直に嬉しい。社員や行政など周りの方たちからのご支援の賜物だと思う」と喜びが伝わってきました。
■全国納税貯蓄組合連合会優秀賞を受賞
志田心愛さん(余目中3年・京島)
税についての関心を持ち、理解を深めることを目的とした「中学生の税についての作文」(国税庁・全国納税貯蓄組合連合会共催)で、志田心愛さんが全国445,945編の中から「全国納税貯蓄組合連合会優秀賞」に輝きました。
「庄内町のランドセル」と題した作文には、小学校入学時にもらって嬉しかった丈夫なランドセルは、納税された税金によって賄われており、50年近く続くこの事業が今後も長く続くよう、自分も納税を怠らず庄内町の子どもたちを笑顔にしたい。自分のために使われている税もあるので、税金を払うことは損をすることではないと、志田さんの想いが込められていました。
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