【特集】令和5年度 市政(3)

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○主要事業
今年度は、第5次新庄市総合計画に掲げる8つのまちづくりの柱のうち「子育て」「教育」「健康・福祉」「産業」「生活環境」「都市基盤」の6つの柱にかかる主要事業を推進していきます。

1子育て　子どもの笑顔があふれるまち
・三世代同居等住宅取得助成事業…総務費：558万円
三世代同居・※近居をするために住宅を取得する子育て世帯に対し、住宅取得費用の一部を助成します。
対象：住宅取得者またはその配偶者が40歳以下で、18歳までの子を持つ世帯
助成額：三世代同居…100万円、近居…30万円

・新中部保育所(仮称)建設事業…民生費：2億8597万円
児童が安全に安心して過ごすことができる保育環境の確保のために、新しい保育所の整備に向けた計画を進めてきました。令和5年度から建設工事に着手し、令和6年度中の開所を目指します。
建設概要：木造一部鉄筋コンクリート造平屋建て、面積1697平方メートル
入所定員：80名
※近居：子育て世帯と親世帯が同じ行政区または直線距離で1km以内の範囲に居住すること
建設場所：最上公園内ふるさと歴史センター脇広場

・子育て支援医療給付事業…民生費：1億3424万円
0歳から高校3年生までの子の医療費を無償化することにより、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。4月時点では、中学校3年生までの子を対象としていますが、6月1日(木)に制度改正を予定しています。

・学校給食費補助事業…教育費：3470万円
安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを推進するために、令和2年度から実施している学校給食費の補助事業を拡充し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。
(1)第1子：小学生は一食当たり15円、中学生は一食当たり20円を学校給食運営委員会に補助します。
(2)第2子：半額補助
(3)第3子以降：全額補助
(2)(3)の対象は、義務教育期間の児童生徒が2人以上いる世帯のうち、年長者から数えて2人目以降の児童生徒です。ただし、対象児童生徒の保護者が就学援助や特別支援教育就学奨励費など、国または地方公共団体の負担において学校給食費に対して給付を受けた場合は、給付金などの額を差し引いて交付します。

2教育　いのち輝き学びあうまち
・明倫学園建設事業…教育費：6億750万円
令和4年7月にグラウンド整備工事、同年9月に駐車場など建物周辺の外構工事に着手しており、令和5年度も引き続き整備を進めます。7月末までの工事完了を目指し、その後、竣しゅんこう工式を執り行う予定です。

・重要文化財旧矢作家住宅保存修理事業…教育費：5330万円
特に劣化が著しい、かやぶき屋根のふき替えを中心に、土壁や建具の修理などを行い、貴重な文化資源を後世に伝えます。

3健康・福祉　健やかでしあわせなまち
・予防接種事業…衛生費：8438万円
感染症の発症・重症化・まん延などを予防するために、各種予防接種を実施し、市民の健康増進を図ります。特に新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されるため、インフルエンザで重症化しやすい小児および高齢者の予防接種費用を助成します。
(1)小児インフルエンザ予防接種費助成(新規)
対象：生後6カ月から中学3年生まで
助成額：1回当たり1700円

(2)高齢者インフルエンザ予防接種費助成(拡大)
対象者：65歳以上の高齢者
助成額：1700円
助成期間：10月〜令和6年1月

4産業　活力のあるまち
・担い手総合支援対策事業…農林水産業費：2665万円
地域農業の担い手を育成・確保するために、新規就農者の早期の経営安定化から農業経営の改善・発展段階までの一貫した支援を行います。また、人・農地プランの法定化に伴い、将来の地域農業の在り方や目指すべき農地利用を明確化した「地域計画(目標地図)」の策定を進めます。

・航空レーザ測量共同実施事業…農林水産業費：1672万円
森林整備を円滑に進めるために、航空レーザ測量による高精度な森林資源・地形情報などのデジタルデータを取得します。これにより自然地形や人工地形、樹木などの高密度な情報を把握することができ、より効果的な林地開発が可能となります。

・新工業用地整備事業…商工費：6403万円
新たな企業の進出や既存企業の拡張による一層の産業集積、その集積効果による多様な雇用機会の創出を図っていくために、新たな工業用地の整備を促進します。令和5年度は地質調査および地形・用地測量を実施するとともに、基本整備計画を策定します。また、具体的な造成区域に不動産鑑定を実施し、用地取得に向けた準備を行います。

・エコロジーガーデン利活用推進事業…商工費：6091万円
エコロジーガーデンでの蚕糸(さんし)研究の歴史を広く市民に伝え、自然環境を学び、交流できる場を提供し、産業の振興と地域の活性化に資することを目的とします。
既存施設の利活用のほか、文化財建造物や樹木などの管理を継続して行います。また、エコロジーガーデン第5期利用計画に基づくソフト事業の充実や、道の駅整備事業により新設される駐車場などの設計を行います。

・道の駅整備事業…土木費：7627万円
全国的にも珍しい登録有形文化財を活用した「道の駅」として、地域の人に愛され、訪れる人には何度でも来たくなるような、エコロジーガーデンを拠点とした「道の駅」を整備します。

5生活環境　安全・安心で美しいまち
・最上公園整備事業(御堀端公衆便所整備事業を含む)…土木費・衛生費：2247万円
歴史的風致維持向上計画の策定を契機に、歴史・文化の継承と新たな都市空間の創造をコンセプトに、新庄の礎を築いた新庄城址である最上公園を憩いやにぎわいの拠点として整備します。

6都市基盤　快適な暮らしを支えるまち
・準学生寮供給促進事業…商工費：2000万円
中心市街地にある空き家・空きテナントなどのリノベーションを行い、令和6年4月に開学予定の東北農林専門職大学(仮称)の学生が居住する「準学生寮」として供給する事業を促進します。

・雪総合対策事業(道路の除排雪事業を含む)…土木費：6億4948万円
雪に強い安全で快適なまちづくりを実現するために、桧町地区や金沢地区などの流雪溝整備事業の推進や除排雪事業の充実を図ります。

・移住世帯住宅取得助成事業…総務費：500万円
県外からの移住者の住宅取得費用の一部を助成します。
対象世帯：県外に5年以上継続して居住し、転入して2年以内の方のみで構成される世帯
助成額：100万円(世帯員全員が移住者で三世代同居の場合は100万円、中古住宅の場合は50万円を加算)