市長コラム

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■入学式を迎えて

3月は別れの季節であり、4月は出会いの季節であります。コロナ禍において、卒業式や入学式などではマスクの着用が必須でしたが、3月13日からは個人の判断による対応となり、ようやくマスクから解放されました。こうした中で、市内の学校では児童生徒がマスクを外した状況で式典が行われました。
今年の市内小学校の新入生の数は233名です。かつてはゆうに300名を超えていましたが、少子化の影響で人数が大幅に減少しています。そして、少子化は将来的な人口減少を引き起こします。人口減少は、購買者の減少・働き手不足・事業継承問題といった地域経済の縮小などに、さまざまな形で影響を与えます。
さらには、公共施設などの維持管理費も人口に対して割高になっていきます。このような状況だからこそ、私たちは現実を受け入れながら知恵と工夫によって乗り越えなければなりません。
まちの歴史の中に、将来のあり方のヒントがあると言われています。昨年12月に策定した「歴史的風致維持向上計画」は、まさに子供たちの夢の舞台を創造する第一歩であり、実現に向けたまちづくりを今後も推進してまいります。

山尾順紀