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自治体の皆さまへ

【特集】苦難を超え、世代を超え、歴史を紡ぐ。(2)

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山形県新庄市

▽令和5年新庄まつり‐行事予定‐

・8月24日(木)

・8月25日(金)

・8月26日(土)

※山車の運行ルートについては「新庄まつりかわら版」をご覧ください。なお、行事内容や山車の運行、ライブ配信などの情報は、新庄まつり公式ホームページでもお知らせします。

■それぞれの立場で描く 令和5年新庄まつりへの思い
▽氏子青年会
会長 髙橋智之さん
新庄まつりは、これまでの歴史の中でもさまざまな危機を乗り越えて、様変わりしながら開催されてきたと思います。当団体も、昨年から「氏子総代会」を下支えする形で「氏子青年会」を組織し、新たなスタートを切っています。コロナ禍で、世代交代した団体も多いと思いますが、新しい団体で、新しい時代へ進んでいく節目であると考え、祭りに臨みたいと思います。
新庄まつりには伝統的な日本文化の良さがあります。神輿渡御行列では、立ち居振る舞いなどの細部にまで気を使い、その良さを披露していきたいです。
ユネスコ登録後にコロナ禍で祭りが中止になるなど、インバウンド推進にブレーキがかかりましたが、最上地域の観光への強力なけん引力として、祭りに期待しています。新庄まつりの3日間は、江戸時代に出会える時間だと思います。その一瞬の儚(はかな)さを味わい、世界に誇る祭りとして発信していきましょう!

▽常仲町若連
代表 佐藤一幸さん
ようやく通常開催が決定されました!当若連でも、今年は今まで以上に熱い気持ちで制作に励んでいます。ここから再び、新庄や新庄まつりを盛り上げていくきっかけにしたいと思っています。 私自身、代表としては初めてのまつりです。今年の題材「八岐大蛇(やまたのおろち)」は幼少の頃の憧れの山車であり、大人になって代表として作ることができ、「小さい頃の夢が叶った!」と、うれしく思います。
新庄まつりの形が時代とともに変わったとしても、携わる人たちの祭りにかける思いは、きっと変わりません。その思いが形となった山車を見て、囃子を聞いて、皆さんに感動を与えることができたら、何よりもうれしいです。そして、子どもたちが憧れるような山車を作り、将来の新庄まつりを担ってくれるような、思い出に残る祭りにしていきたいと思います!皆さん、盛り上がっていきましょう!

▽飛田囃子若連代表 信夫秀樹さん
ここ数年の祭りは、中止や自主運行が続き、寂しさや物足りなさを感じていました。しかし、今年は4年ぶりの通常開催ということで、どの町内も熱気にあふれています。この熱意の結晶である豪華絢爛(けんらん)な山車を見て、各町内が奏でる音色の異なる囃子を聞いて、久しぶりの新庄まつりを存分に楽しんでほしいと思います。
また、アビエス広場の観覧席も復活。一番の見せ場である、広場での演奏を素晴らしいものとするために、若連の子どもたちも練習に励んでいます。頑張る子どもたちへのご声援を、どうぞよろしくお願いします。
一方、通常開催とはいえ、練習前の体温測定など、体調管理には注意が必要。特に、子どもたちの安全や健康には配慮し、事故が無いように臨みたいと思います。
新庄まつりはもうすぐ270周年。それに向けて新庄まつりを、新庄をさらに盛り上げていきましょう!

▽戸澤神社
権禰宜(ごんねぎ) 日下倫誠(くさかとものぶ)さん
待ちに待った新庄まつりの通常開催、大変うれしく思います。今年は熱も高まり、例年にも増して素晴らしい山車や演奏が披露されると思います。皆さまには、祭りにかける思いを感じていただき、ぜひ全国に向けて発信してほしいです。また、新庄まつりの起源は戸澤神社・天満神社の祭りです。神輿を見たら手を合わせるなど、原点に立ち返ってご覧いただけたら幸いです。こうした伝統を市民が中心になって継承することで、まちの誇りが作られると思います。
私自身、小さい頃から祭りに参加していますが、各町内では参加する子どもたちが年々減っています。神社の歴史として、戸沢藩の領地であった最上地域全体で祭りに取り組み、もっともっと盛り上げていきたいと考えています。
最後に、新庄まつりがこの地に根付いていることに、本当に感謝しています。今年も皆さまの幸せを祈りながら祭りに臨みますので、各行事にご注目いただきますよう、お願い申し上げます。

▽人形師
野川北山さん
例年、各町内の方と5月頃から打ち合わせをしています。今年は4年間の我慢をやっと発散できるという勢いがあり、特に目の輝きが違います。また、住民の方との会話では通常開催の話題がほとんど。準備段階でも、まち全体が活気づいているように感じます。
人形は山車と一緒になって初めて生かされます。私は人形師なので、最前線ではありませんが、若連の皆さまの熱意に応えられるよう、協力して新庄まつりを盛り上げていきたいです。
新庄の皆さまは、囃子や山車を見聞きすると、胸が高鳴るのではないでしょうか。4年間の思いを爆発させて、市民や観光客の皆さんが「素晴らしい祭りだ」「もう一度見たい」と思える祭りにしたいです。また、子どもの頃の祭りの経験や思い出は、いつまでも心に残ります。就職や進学で新庄を離れた方々でも、新庄まつりの時には、新庄に帰りたくなるような祭りにしていきたいと思います。

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