文化財・歴史 アラカルト

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～新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ～
第17回　天満神社新祭願文(しんさいがんもん)(板札(いたふだ))/歴史資料

この天満神社の新祭願文は、宝暦6(1756)年に始まった新庄まつりの起源である天満神社の祭礼について、その始まりが記された板札です。
表には、旧暦の宝暦6年9月25日に、天下泰平・(※1)五穀成就(ごこくじょうじゅ)・(※2)諸人快楽(しょにんけらく)を祈って「新祭」を行ったことが記されています。また裏面には、当時の藩主正諶(まさのぶ)が代表となり初めて「新祭」を行ったことや、藩主の(※3)武運長久(ぶうんちょうきゅう)・子孫繁栄や領民の五穀成就・領内泰平などを祈ったこと、神にさまざまな供え物をしたことについて記されていて、新庄まつりの起源を知る貴重な歴史資料となっています。

1※　五穀成就：農作物が豊かに実ること
2※　諸人快楽：人々が幸せであること
3※　武運長久：武人としての命運が長く続くこと。また、出征した兵士がいつまでも無事なこと

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