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自治体の皆さまへ

特集 活躍する地域おこし協力隊(1)

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山形県朝日町

全国各地で活躍している「地域おこし協力隊」。
当町では現在4人の隊員が活動していますが、詳しい活動内容は知らない方も多いのではないでしょうか。
今月号では地域おこし協力隊について特集し、これまで活躍してきた隊員や、現在の取り組みなどをご紹介します。

◆地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊とは、平成21年度に総務省によって創設された制度です。隊員は都市部から過疎地域などに移住して、3年間の任期の間に地域のPR活動や住民による地区づくりの支援などを行います。
各地方への新たな人の流れを創出するため、全国的に推進されている当制度。現在、受け入れを行っている自治体数・隊員数は全国的に増加傾向にあり、令和4年度は1118自治体で、6447人が活動しました。また、毎年約65%の隊員が任期終了後も同じ地域に定住し、一住民として起業や就業、事業継承などを行っています。
→全国の隊員数は令和8年度に10,000人にすることが目標なんだって

【朝日町と地域おこし協力隊】
制度が創設されてから一年後、朝日町でも地域おこし協力隊の受け入れを開始。ここでは、現在に至るまでの歴史などを紹介します。

◆増え続ける協力隊員
全国的に隊員数は増加傾向にあり、朝日町でも平成25年度からは複数人の隊員が誕生。さまざまな目的のもと活動してきました。

○受け入れ隊員数の推移(人)

◆新しい視点を町の発展に
当町が、まだ制度が広く浸透していない初期の段階でこの制度を導入した理由は、「よそ者」の新しい視点による斬新なアイデアや行動が町の発展につながると期待されたため。
実際に、町外から移住してきた隊員の皆さんによる新しい発想は、多くの面で町の活性化につながっています。

○業務を担当した職員より
「地域おこし」は、隊員が一人で頑張っても成り立たないものです。3年という短い期間で、町を知り発展につなげるためには、町民の皆さんからの支えが必要となります。
引き続き、ともに隊員を温かく見守っていただければと思います。

○ちなみに…地域おこし協力隊のモデルとなった「緑のふるさと協力隊」
「緑のふるさと協力隊」とは、※地球緑化センターが、農山村での活動や暮らしに関心をもつ若者を地方自治体に派遣する制度。
派遣された隊員はボランティアで社会貢献活動に取り組みます。
朝日町でもこれまで平成24年度より隊員の受け入れを行い、和合地区・大沼地区・西部地区(大船木地区周辺)の環境づくり、集落づくりに取り組みました。
※地球緑化センターとは、地球環境の改善を目指し、緑を増やす活動に取り組むNPO法人です

○地域おこし協力隊とは任期も違うよ
地域おこし協力隊→1~3年
緑のふるさと協力隊→1年

【地域おこし協力隊のあゆみ】
◆隊員が生み出したもの
これらの写真(本紙参照)は、歴代の協力隊員の活動の様子を写したもの。もちろんほんの一部に過ぎません。今回掲載したもののほかに、地区住民の交流の場を設けたり、町外に出向いて町の魅力をPRしたりと幅広く活動してきました。

○任期を終えた後も当町で活躍中。当時の経験を活かしながら活動しています。
・青木亮太さん
任期:平成27~29年度
現在:フリーランスのグラフィックデザイナーとして活動

・佐藤恒平さん
任期:平成22~25年度
現在:地域振興サポート会社「まよひが企画」を開業

・鈴木公人さん
任期:令和元~令和4年度
現在:古物商の経営に向けて準備中

・登坂夏渚さん(旧姓:村山)
任期:平成30~令和2年度
現在:朝日町役場に勤務

・阪野正義さん
任期:平成28~30年度
現在:「一般社団法人 希望活動醸成機構」を開業

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