昨年11月30日、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会(福井栄治理事長/東京都中央区)が主催する第2回全国りんご選手権が行われ、白田農園(白田憲彦代表)の「はるか」が最高金賞、fumifarm(清野輝文代表)の「葉取らずふじ」が金賞を受賞しました。
この選手権は昨年度より行われたもので、今回で2回目の開催。全国各地から出品されたりんごを、野菜ソムリエの資格をもつ評価員が皮つきで食味し、そのおいしさを味・香り・食感などで審査。評価員全員の合計点数によって各賞が決定します。
結果が掲載されているホームページには審査員のコメントも掲載されており、白田さんのはるかは「甘さがコク深く上品な味。果肉の硬さがちょうど良い」、清野さんの葉取らずふじは「一口食べると指にまで垂れるジューシー感。色味も美しい」と評価されていました。2人は他の品種も出品しており、こちらもそれぞれ受賞を果たしています。
温暖化などの厳しい状況でもおいしいりんごができるよう、若手農家の皆さんとともに、毎年試行錯誤を重ねているという2人。「他の農家へ視察に行くたびに、りんご生産のレベルが全体的に高くなっていると感じています。今後も仲間とともに、より品質の良いりんごを目指して楽しみながら作っていきたいです」と白田さん。清野さんは「先輩方に栽培方法やコツなどを教えてもらったり、仲間同士で情報を共有したりしています。これからも縦と横のつながりを大切にしながら作業に励んでいきたいです」と話します。
野菜ソムリエから具体的な評価を受けるこの大会。2人は来年も出品を予定しており、「前回、今回に続き3連覇を目指します」「来年こそは最高金賞を獲得します」と、にこやかに意気込みを話していました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>