伊藤貢先生の元気アップ!運動教室【PART303】

13／21

■今月のテーマ
ストレッチングを効果的に行うための5原則

どんな運動でも正しい方法で行うことが、より良い効果に繋がります。ストレッチングも同様です。場所を選ばす、道具も必要としない気軽に取りくめる運動だからこそ、5つの原則に注意して取り組んでみましょう。

(1)時間は最低20秒(おすすめは30秒)
→最初の5〜10秒程度は適度な伸びを定めるための時間体の準備時間
(2)伸ばす筋や部位を意識する
(3)痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
→痛みを感じると伸張反射(筋肉が引っ張られた時に、縮もうとする現象)が働き、筋肉が硬直するので効果が下がってしまいます
(4)呼吸を止めないように意識する
→血圧の上昇を防ぎます。また、ゆっくり深い呼吸は緊張を和らげる効果があります
(5)目的に応じて部位を選択する
→筋肉はたくさんあるので、目的に応じて伸ばす筋肉を選択することが効率を上げます

西川町では、毎週水曜日の14時から西川町民体育館で「楽楽運動教室(奇数週)」「ゆる楽運動教室(偶数週)」を定期的に開催しています。教室は、「からだを整える」を目的にすすめています。ストレッチングも運動の中に入っています。ぜひ、健康づくりの機会として教室をご活用ください。たくさんの方のご参加をお待ちしております。

◇参考・引用資料
・厚生労働省　生活習慣病予防のための健康情報サイトストレッチングの実際
【HP】https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-04-007.html
・W D Bandy1,J M Irion,MBriggler
The effect of time and frequency of static stretching on flexibility of the hamstringmuscles
【HP】https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9327823/

◆椅子に座って簡単ストレッチング!　背骨と肋骨周囲を伸ばしましょう!(30秒程度)
(1)左腕を右斜め下に突き出す(お尻は浮かないように注意)
(2)呼吸をゆっくり繰り返す(左側の背中を膨らます入れるイメージ)
(3)反対側も同様に行う

▽注意点
(1)体に痛みを感じたときは、運動を中止してください。
(2)可動域制限がある方は、無理のない範囲で行ってください。

※詳細は、本紙をご覧ください。