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町立金山診療所だより ほっとクリニックvol.172

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山形県金山町

町立金山診療所
診療放射線主査 柴田 寿彦

■新型コロナウイルスがもたらした医療の変革
新型コロナウイルスの感染対策として一部医療機関ではリモートによる診療が行われました。解析を含む結果は正式に発表になってはおりませんが将来的には、外来診療の方向性が新たに進んで行くものと思われます。診療の区分は細部まで、間口は広くで、検討されるのではないでしょうか。診断に至る検査部門でも、一部AIが組み込まれております。
また、放射線検査においては、遠隔読影の活用も進んでおります。
デジタルで置き換えられないものは、そのままアナログで個々の役割を果たし、合理的で迅速な体制が組まれていくでしょう。
新型コロナウイルスによるパンデミックでは、各医療施設で医療人の大幅な人手不足が露呈しました。
患者の集中を避けるため、都内ではネットワークによる情報の共有化とAIの活用を検討しています。
外来診察に至るまでの問診・医療施設の選択・受付までの一連の操作をAIで行えるようになったなら、右往左往して医療施設を探すこともなくなるでしょう。
居ながらにして、医療を受けられる。そんな時代が近未来には実現するのではないでしょうか。例えばアバターを使い受診し、必要に応じて実際に来院し、検査や治療を受ける。結果は、AIや専門医を介して外来の医師より説明を受けることが現実となるかもしれません。
当診療所も町唯一の医療施設として、医師が代わっても現在行っている医療を提供していくために外来では外部の医師に協力してもらい、また放射線では遠隔読影を放射線医や専門医にお願いしつつ、新たな段階へと進めて行かなければならないと思います

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