町立金山診療所だより ほっとクリニックvol.175

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看護主査　新田　佳子

■夏バテ・秋バテに注意
9月になり、まだ暑く感じる日もあります。8月の暑さでバテてしまい、体調不良を感じる事を「夏バテ」と言いますが、秋の気配を少し感じるようになっても体調の不良を自覚することを「秋バテ」というそうです。
秋は、気象状況も変動しやすく急な気温低下で体が冷えたり、台風も発生しやすく、湿度・気圧の変動が多く体調のコントロールができなくなり秋バテになる人もいます。
秋バテになりやすい要因は冷房の効いた部屋で過ごす時間が多い人、また冷たいものを摂りすぎた人などに多く見られます。夏の間の体の冷えで血行が悪くなり、内臓まで冷えることにより、胃もたれ・食欲不振・下痢などを引き起こします。
毎日必ず湯船につかり、温かいものを食べたり、飲んだりすることを意識して生活することが大切です。秋バテに効果的な食べ物は、ショウガ、ニンジン、ネギなど根野菜で、身体を温める食材となっています。また、疲れを和らげる豚肉や納豆などが有効だそうです。9月になると日照時間も少しずつ短くなり、少し寂しい気分になったり、ここ数年はコロナの不安などあり、身体の負担だけでなく精神的な負担も多い年だったと思います。精神的な負担も体調の変化に繋がります。夜は早めにくつろぎ、バランスの良い食事をして、お風呂でゆっくり温まり、水分補給も忘れず睡眠時間をたっぷり取って秋バテを吹き飛ばしましょう。

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