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令和4年度 決算報告(1)

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山形県金山町

■主な歳入
収入の約48%を占める地方交付税のうち普通交付税は、21億5,177万円が交付され、過去最大級の交付額となりました。「地域デジタル社会推進費」や「臨時経済対策費」等の臨時事業費による算定が主な増加要因です。

■主な歳出
新型コロナウイルス感染症対策に加えて、物価高騰対策事業費が増加。町単独事業として、地域経済応援商品券と生活応援商品券を合わせて9,986万円分配布しました。また、地域福祉センターやくし苑の大規模改修工事8,459万円や除雪ロータリ更新3,235万円など、普通建設事業費が1億円以上増加しました。

■決算の特徴と財政運営の見通し
4年度は一般会計において3億304万円の実質収支「黒字」を確保しました。喫緊の課題である物価高騰対策等を講じながら、「財政健全化」を着実に前進させることができました。町債(町の借金)は3億円以上減少し、基金(町の貯金)は目標額の20億円を維持。経常的に発生する経費に自由に使える収入がどれだけ使われているかを示す経常収支比率は87・5%。公共施設の集約化や事業見直し等の効果も大きく、改善が進んでいます。
一方、不足する一般財源を補てんするため、基金から1億円以上取り崩しました。4年度は取り崩し以上に積み増したため問題ありませんが、経常経費が過剰な状態となれば、さらなる取り崩しが必要となり、たちまち財政状況は悪化してしまいます。
今後はメリハリのある事業見直しを継続しながら、築いてきた財政基盤をもとに、町民のニーズやこれからの町の姿を見据えた事業にしっかりと投資をしていきたいと考えています。

■POINT01 一般会計 歳入
○新たに学校施設整備基金を設置
歳入は、昨年度比3億2,923万円の増加となりました。コロナ対策等に係る国庫支出金が1億99万円減少した一方で、一般財源の不足分を補てんするため基金を1億円158万円取り崩し。また、新設した学校施設整備基金への移し替えが大きく影響しています。依存財源は71・8%と大部分を占めています。

町税…町民の皆さんが町に納めるお金。町民税・固定資産税・軽自動車税など
繰越金他…ここでは繰越金の他、繰入金、分担金及び負担金、使用料、寄付金などのこと
地方交付税…どの市町村でも一定のサービスを行えるように国から交付されるお金
国庫・県支出金…町が行う事業に対し、必要に応じて国や県から交付されるお金
町債…財政負担の平準化や世代間負担の公平性を保つため国などから借りたお金
交付金他…地方消費税交付金や地方特例交付金など町の規模に応じて交付されるお金(地方譲与税を含む)

■POINT02 一般会計 歳出
○普通建設事業費の増加が1億円超
歳出は、昨年度比3億817万円の増加となりました。地域福祉センターやくし苑大規模改修事業8,459万円等の影響が大きく、普通建設事業費が1億1,748万円増加。また、2回にわたる応援商品券配布事業や米生産資材価格高騰支援事業費補助金などにより、物価高騰対策を強化しました。

総務費…総務管理、企画調整、地域振興、税務事務などに使われた費用
民生費…高齢者や障がい者、児童の福祉サービスの提供などに使われた費用
教育費…学校などの管理運営や施設整備、生涯学習の推進に使われた費用
公債費…町の借入金の返済に使われた費用
衛生費…町民の健康増進やごみの処理などに使われた費用
土木費…道路橋りょうや公共施設の整備、維持管理などに使われた費用
農林水産業費…農業、林業、畜産業の振興などに使われた費用
商工費…町の商工業支援や観光振興に使われた費用
その他…ここでは議会費、労働費、消防費、災害復旧費のこと

[令和4年度の主要事業]

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