町長室から

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収穫の秋は何となく心弾む気持ちになる方も多いと思いますが、天候は思う通りにはいきません。異常な猛暑続きのあと、刈り取り時期には雨模様の天気が続いて、思うようにはかどらない状況もありました。加えて、稲の収量は1割から1割5分ほどの落ち込みと、品質面では庄内地域や新潟県などのような極端な低下ではありませんでしたが、一等米比率が数パーセント低下しています。それも例年は余裕の一等米のところ、ぎりぎりの一等米が多かったとの声もありました。あれほどの猛暑に耐えに耐えたとはいえ、やはり作物には大きなダメージになったのは間違いありません。来年以降の天候はどうなるかわかりませんが、今年並みの状況を想定していくことはリスク管理上でも必要なことだと考えます。
昨年からグリーンバレー神室を会場としている町の産業まつりが10月8日に開催されました。こちらも開催前の一週間が雨模様で、天候が心配されましたが、当日は奇跡的に晴れてくれました。そのこともあって、当日の様々な催しが大きな賑わいの中で実施できました。昨年に続き、金山小5年生児童と(株)でん六さん・新産地開発協議会のコラボによる2種類の新商品お披露目会もありました。メイン行事の金山牛と米の粉豚の焼肉コーナーのほか、キャンパー向けのイベントや微住体験で滞在中の台湾からの来客者による出店を含めて通常開催以上の多種多様で豊富な出店やステージアトラクションなどで、子どもたちからご高齢の方々まで多くの方々に楽しんでいただきました。今回は町制施行100周年記念プレイベントとしての位置づけもしていましたので、大きな賑わいが作れたことは特にうれしいことでもありました。

町長　佐藤　英司