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自治体の皆さまへ

特集 シリーズ まちづくり VOl.34

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山梨県南アルプス市

◆「ごみの分別できていますか」
▽ガス抜き・穴あけは必要ありません
・スプレー缶
・ライター
・カセットボンベ

・スマートフォン
・タブレット
・モバイルバッテリー
・デジタルカメラ
・携帯ゲーム機
・電子たばこ

可燃性ガスを使用した製品や充電池を使用した機器を可燃ごみや不燃ごみなどに混ぜて出すと火災の原因となり大変危険です。回収場所へ持ち込みをお願いします。

◇ごみ収集車の火災が発生
今年の4月、南アルプス市内において不燃ごみの収集作業中に、ごみ収集車で火災が発生しました。
火災の原因は、不燃ごみに混入したカセットボンベもしくはスプレー缶が、収集車のなかで押しつぶされた際に漏れたガスに火花が飛び、他のごみに燃え移ったと思われます。幸いにも収集員が早期に気がつき、ごみ収集業者の敷地内に車両を移動後、収集した不燃ごみを収集車からすべて取り除き消火作業を行ったため、車両にも大きな損害が出ることは免れました。
ライターなどの可燃性ガスを使用した製品や、モバイルバッテリー、電子たばこ、スマートフォンなどの充電池を用いた機器などを、可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみに混入すると、ごみ収集車やごみ収集施設で押しつぶした際に発火する恐れがあります。

◇ごみ収集車の火災が起こると
ごみ収集車の火災は、収集車の破損や収集作業員に危害が及ぶほか、住宅密集地では建物などに延焼する恐れがあり、住民の命にかかわる災害に発展する可能性があります。
同様の事故は南アルプス市だけでなく、日本全国でも多数発生しており、収集員のケガやごみ収集施設の破損により長期間ごみの受け入れが止まる事態に陥ったケースや多額の修理費用の負担が発生した事案も見受けられます。

◇カセットボンベ、スプレー缶、ライターなどの正しい出し方
スプレー缶などのガス抜きによる爆発事故や火災等が全国で発生したことから、南アルプス市では平成31年4月からカセットボンベやスプレー缶、ライターの穴あけやガス抜きを行わずに持ち込みを行うよう収集方法を変更しました。
持ち込み先としては2つの方法があります。
1つ目は、毎週水曜日に環境課や各窓口サービスセンターで収集を行っています。(水曜日は19時まで持ち込めます。)
2つ目は、資源回収センター開設日に持ち込みを行うことができます。
資源回収センターは、スプレー缶やカセットボンベ、ライターなどのほか、モバイルバッテリー、電子たばこ、スマートフォンなどの充電池を用いた機器を含む小型家電や各種資源ごみ、粗大ごみ等をまとめて持ち込むことができる施設です。北部資源回収センター(野牛島)、中部資源回収センター(桃園)、南部資源回収センター(荊沢)の三箇所を開設しています。ごみ収集カレンダー記載の利用方法をご確認の上ご利用ください。
排出したごみが原因となる火災を未然に防止するためにも、ごみカレンダーなどを参考にして正しいごみの分別を行うとともに、安全なごみ収集へのご協力をよろしくお願いします。ごみカレンダーは環境課または各窓口サービスセンターで配布しています。

◇本市のごみの出し方とリサイクル
令和3年度に南アルプス市で収集した可燃ごみは年間約1万2700トン、不燃ごみは年間約490トンでした。市民一人あたりに換算すると可燃ごみは178kg、不燃ごみは約6.9kgを1年間で排出したことになります。
この可燃ごみの中にはリサイクルができる紙類やペットボトルなどのプラスチック類、不燃ごみの中にはアルミ缶やスチール缶などの資源となるものが混入している場合があります。これらのごみは可燃ごみや不燃ごみとして出してしまえば処理に費用がかかる「ごみ」となりますが、分別して「資源」として出した場合は売却され、市の収入となります。令和3年度の場合、2000万円を超える収入となっており、市の貴重な収入源となっています。
また、家庭から出る可燃ごみの中には多くの生ごみが含まれています。生ごみは多くの水分を含んでおり、燃えにくいため焼却処分の際には大量の燃料が必要となります。可燃ごみの処理費用は重さで決まるため、生ごみを捨てる場合は、水切りネットなどで水分量を減らすことや、生ごみ処理機や生ごみ処理容器を活用し、堆肥化や減量化を行うことで可燃ごみの減量となり、可燃ごみの処理費用の削減につながります。市では家庭から出る生ごみを減らすため、生ごみ処理機の購入に対する補助事業を実施しています。
また、一部の地域から「可燃ごみを指定袋に入れずにごみを出す」「袋の口をしっかりと縛っていない」「指定されたごみ収集所以外の収集所へごみを出す」などのごみ出しのマナーやルールを守られていないといった相談が多く寄せられています。ごみ収集所の清潔な環境を保つため、家庭ごみ収集カレンダーを確認の上ルールを守ったごみ出しをよろしくお願いします。
最後に、環境課ではごみを減らしていくための取り組みのひとつとして、各地区や団体等の皆さまを対象とした「環境講座」を受け付けています。ごみの種類別の分別や処分方法、リサイクルなどについて解説を行っていますのでぜひご活用ください。

問合せ:環境課
【電話】282-6097

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