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[村議会9月定例会]村長所信・提出案件(2)

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山梨県山中湖村

■村長所信(抜粋)
◇防災対策関連について
次に、防災対策関連でありますが、最も深刻な状況にあるのが地球温暖化問題であり、世界各地では、猛暑、集中豪雨、干ばつなど異常気象が発生しており、このような災害により、地域の人々の暮らしを奪うだけでなく、社会の経済活動にも影響を与えています。
本村でも地震災害におきまして、本年、山梨県の地震被害想定調査結果が公表され、最大震度7クラスの地震が発生する恐れがあるという結果が出されました。それを受け、9月1日に南海トラフ地震を想定し総合防災訓練を実施しました。防災無線やエリアメールを利用したシェイクアウト訓練・白タオルの掲出訓練、各区自主防災会及び訓練参加住民による情報収集訓練・避難所開設運営訓練、富士五湖消防本部の協力による救命救急講習、消防団による初期消火訓練、陸上自衛隊による炊出しの実施及び人命救助システム機材の展示のほか、水道が使えないことを想定し、職員による給水車・給水所の設置訓練を行いました。また、災害対策本部訓練には、富士五湖消防本部、富士吉田警察署、陸上自衛隊の方々にリエゾンとして職員を派遣していただき、状況付与カードによる災害状況の付与及び対応などの図上訓練を実施しました。
さらに効果的な内容にしていくために、訓練の成果の検証と問題点に対する改善方法を検討していきたいと考えております。

◇災害協定及び包括連携協定について
9月1日の午後に山梨県行政書士会との間で、大規模災害時における被災者支援に関する協定を締結いたしました。これは、災害時被災された住民や観光客、インバウンドの方々の相談や罹災証明書発行の支援をしていただくものであります。
また、道志村との間で富士山噴火の広域避難先として新たに災害協定を結ぶ運びとなり、現在、日程調整を行っております。この協定が締結されることにより、これまで甲州市が広域避難先でありましたが、道志村という新たな避難先が追加され、避難時間の短縮や避難後の生活に及ぼす影響が軽減できることが考えられます。
また、クスリのサンロードとも包括連携協定を結ぶこととなっております。災害時の支援にとどまらず、高齢者や介護支援、健康増進、観光振興等多岐にわたり連携し、地域の安心・安全の取組を推進して参ります。
今後とも、災害時に必要な支援が受けられるよう各種団体と協定締結を検討していきたいと考えております。
この他に、包括連携協定につきましては、花王プロフェッショナル・サービス(株)と相互の連携を強化し、地域社会の活性化及び村民サービスの向上を図ることを目的に、7月25日に協定を締結いたしました。
取組内容は、花王プロフェッショナル・サービス(株)の衛生事業で長年培ってきたノウハウを活用し、公共空間・生活空間などでの人々の行動分析から、衛生面でのリスクを評価し、それに基づく対策を実践します。その取組を実践する施設を対象に「キラリア感染症対策認定」を受けることができます。
最初に公共施設から実践し、村内への周知や観光事業者等に内容を理解していただきながら、推進していきたいと考えております。その第一弾として、山中湖中学校から開始いたしたく、予算計上いたしました。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行したとはいえ、依然として感染症が拡大している状況でありますので、花王プロフェッショナル・サービス(株)と連携することで、さらに安心・安全な観光地という高付加価値のある山中湖観光の充実を目指していきたいと考えております。

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