■令和6年度予算の基本方針(5つのビジョン)
令和6年度は、これまでの3年間において取り組んできた5つの課題のポテンシャルを最大限に引き出し、磨き上げ、未来へ繋げるため、「安心・安全」「未来」「活性」をキーワードとした村政運営に取り組んで参ります。
(1)新型コロナウイルス感染症により影響をうけた観光経済への対策
これまで観光客誘客誘致事業の実施やインバウンドへの対応等実施して参りましたが、令和6年度においても、観光経済活性化への対策を考え、引き続き、山中湖村旅割事業やスポーツ・文化合宿支援事業、また、新たな観光イベントも考えております。
明神山の山体崩壊の防止や自然環境の保護・保全を目的とする明神山整備事業の一つであるパノラマ台ウッドデッキ整備事業に着手し、令和6年度中の完成を目指します。
(2)少子高齢化への対策
人口に対する年少人口の割合は、少なくなっており、逆に高齢化率は、非常に高くなっております。子育て世帯が安心して働ける環境づくりや保育料等の完全無償化も実施し、老人生きがい推進事業も進めて参りました。
令和6年度においても、少子高齢化への対策として、第3期山中湖村子ども・子育て支援事業計画の策定や保育料無償化の継続、子ども医療費助成として、16歳~18歳の子ども達も窓口無料化といたします。高齢化対策としても、老人生きがい推進事業を引き続き実施し、デイサービスセンターの大規模な改修工事も実施いたします。
(3)教育環境の充実への対策
学校施設の修繕、整備を進め、また、ICT教育でも電子黒板の導入や、1人1台端末の購入等ICT教育の充実に努めて参りました。
令和6年度においても、教育支援として、学校支援員の配置や教育環境の充実を目指し、各小中学校に冷暖房の空調整備を実施いたします。
(4)村環境保全への対策
既にナラ枯れ対策を行い、木材の利活用や伐倒処理と危険木の処理を実施し、その補助も実施いたしました。また、湖の環境調査も実施し、湖の状況も確認いたしました。
令和6年度においても、ナラ枯れ被害木伐倒処理及び危険木・被害木伐倒補助事業、被害木の利活用と新たな産業の構築、山中湖湖底等環境対策検討業務等を実施し、また、「山中湖村の豊かな自然を守る、育む、支える基本条例」を制定し、環境美化月間、環境デーを設置し、自然環境を維持し、住みやすい村と快適な生活環境の確保を図って参ります。
(5)公共施設の老朽化への対策
施設の4割が30年以上経過しており、毎年維持補修により対応している状況であります。既に、文学館2館の空調設備工事、キャンプ場のトイレ改修、ヨットハーバー外壁塗装工事等を実施して参りました。
令和6年度においても、石割の湯の配管改修工事、下水道施設の水中汚水ポンプ更新工事、先にも申しましたデイサービスセンター改修工事等を実施いたします。他の施設につきましても、リニューアル計画を考証しつつ、現施設の有効利用等を進め、順次改修工事等を行って参ります。
以上、令和6年度における村政運営の基本的取り組みと考え方を申し上げました。
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