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自治体の皆さまへ

峡東3市長特別インタビュー(MAYOR INTERVIEW)

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

■SPECIAL TALK「進化する峡東の農業!」どう変わる?未来の峡東地域
世界農業遺産認定から1周年を迎えた峡東地域。世界に誇る峡東地域の果樹農業の未来について、3市長に熱い思いを伺いました!

◇SPECIAL TALK~YAMANASHI「観光地としての峡東地域の盛り上がりに期待」
山梨市長
高木 晴雄

Question1~山梨市の農業について
もも・ぶどうを中心とする農業は、本市の基幹産業です。本市は、南向きで水はけのよい畑が多く、ぶどうを育てるのに最高の条件を有しています。近年では新規就農者が増えており、「稼げる農業」のイメージが定着しつつあります。さくらんぼ狩り・いちご狩りも盛んで、一年を通して多くの観光客が訪れます。

Question2~未来の峡東の農業について
世界農業遺産の認定は、新たな峡東地域のスタートだと思っています。この世界に誇れる伝統を未来につないでいくことが、私たちの役割です。これからは「持続可能な農業」を目指して、真摯に取り組んでいきたいと思います。また、生産地としてだけでなく、観光地としての峡東地域の盛り上がりにも期待しています。

Question3~市民の皆さまへ
今回、皆さんの作り上げた伝統とたゆまぬ努力が、世界農業遺産として認められました。市民のみなさんには「自分たちが素晴らしい地域に住んでいる」ことを改めて認識していただき、この世界に誇れる文化・景観を積極的にアピールしていただきたいと思います。これからも素晴らしい環境を次世代につなげていきましょう!

◇SPECIAL TALK~FUEFUKI「魅力ある峡東の農業へ向けて」
笛吹市長
山下 政樹

Question1~笛吹市の農業について
本市は、扇状地と盆地底部の沖積平野が広がり、土壌は肥沃で排水がよく、日照時間が長いことや昼夜の気温差が大きいため、果樹栽培に優れた適地となっています。担い手不足などの課題もありますが、平均的な経営耕地面積も増加傾向で、今も農業産出額( 推計)については、全国上位を維持しています。

Question2~未来の峡東の農業について
世界農業遺産の認定を契機に、果実の高品質化・高付加価値化を進め、収益性の高い農業経営を実現していきたいと考えています。課題はありますけれども、世界が認めた「扇状地に適応した果樹農業システム」を未来永劫、後世へ継承していけるような「魅力ある峡東の農業」にしていきたいと考えています。

Question3~山梨市民の皆さまへ
世界農業遺産に認定されたことを大いに誇りを持っていただきたいと思います。今後も、峡東3市でがっちりスクラムを組み、三位一体となって世界農業遺産を守り、また地域内外、国外へとアピールしていくために全力で取り組みますので、よろしくお願いいたします。

◇SPECIAL TALK~KOSHU「未来を担う子どもたちへの継承」
甲州市長
鈴木 幹夫

Question1~甲州市の農業について
農家の担い手不足、耕作放棄地の増加が大きな課題であり、それらに対する取り組みとして、新規就農者対策を充実させています。また、本市には40社以上のワイナリーがあり、その原料のブドウを確保するのも農業遺産としての務めです。日本ワイン産業発祥の地として農業からワイン産業への関りを強化していきます。

Question2~未来の峡東の農業について
世界に認定された伝統を守りつつ、新しい農業技術も取り入れながらこの地域の農業の魅力を高めていきたいです。また、その魅力について「未来を担う子どもたち」に知ってもらい、将来、就農へと向かってもらいたいです。世界農業遺産の地としての誇りを持っていっしょに取り組んでいきましょう。

Question3~山梨市民の皆さまへ
5年、10年と継続して活動を続けていくことが重要です。まずは、市民の皆さまにもっと知ってもらい、学習活動も行いつつ、世界に向けた発信を充実します。観光産業の発展にもつなげていきたいです。伝統と先進的技術を融合させながら、他産地にない高品質なフルーツを生産するためにも3 市で連携、協力してがんばっていきましょう。

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