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特集「チーム韮崎」まちづくりミーティング(1)

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山梨県韮崎市

■テーマ「子育ての輪を広げよう」
韮崎市は、第7次総合計画において、「子と親をまるごと育むまちづくり」を推進しており、韮崎市民交流センターニコリ内にある子育て支援センターや関係機関と連携を図り、子育て支援の充実に取り組んできました。さらに今年度からは、「こども子育て課」を新設し、子どもや子育て世帯に寄り添った支援を強化します。しかし、家族のあり方やライフスタイルが多様化している中で、子育てしやすい環境をつくるためには、行政サービスの拡充だけでなく、地域の協力や支え合いが欠かせないものとなっています。
そこで、日頃から子育てに携わっている皆さんにお集まりいただき、地域全体で子どもと子育て世代を支え、地域の子育て環境をさらに充実させるためのご意見を伺いました。

■にら★ちびとは?
韮崎市民交流センターニコリ内にある子育て支援センターのことです。
◇子育てひろば
約640平方メートルの広いスペースに、おもちゃや遊具などがあります!

◇ファミリー・サポート・センター
研修を積んだまかせて会員さんが、お子さんをお預かりします!

その他、子育て相談室や楽しいイベントもやっています!

(井)井上 達也さん おけたく指圧院経営
(梅)梅園 外志子さん にら★ちびボランティア所属
(川)川﨑 三奈子さん サンカクテント代表
(内)内藤 ひかりさん むらのし寄合所主催
(中)中島 章恵さん ファミリー・サポート・センター
(名)名取 知佳さん にら★ちび所属

■周りの人が子育てに関わるには
(井)何も知らない土地に、移住して子育てをする人たちにとっては、相談できる場所が必要だと思います。
私が県外から移住してきた頃、お隣の家のおばあさんにとても助けてもらいました。例えば、地区の行事について、どのように参加すれば良いのかとか、〇〇については、この人に聞けば良いとか何も知らない土地で、生活していくうえで必要なことを教えてもらいました。このように、地域の人たちと関わりながら子育てをしていく中で、だんだんと私や子どもたちにも声をかけてくれるようになりました。普段から、地域の方と関わることで、気にかけてもらえるし、住んでいる地域に相談できる人と感じることができ、とても安心します。
韮崎市には、にら★ちびがあり、そこへ子どもたちと遊びに行くと、子育てに必要な情報を得ることもできました。
また、にら★ちびのあるニコリには、図書館もあり、子どもたちと一緒に遊びに行けることがとても良かったと感じています。

(梅)東京から韮崎市に移住してきて、にら★ちびでボランティアとして子育てに関わっています。体調を崩したことがきっかけで、韮崎市に移住しました。ニコリへ足を運ぶ中で、にら★ちびの存在を知り、ボランティアやファミリー・サポート・センター(以下、ファミサポ)に参加するようになりました。
普段、お年寄り同士だと引きこもりがちになってしまい、周りとの関わりが減ってきています。ファミサポで子どもたちと触れ合うことで、子どもたちから元気をもらえるし、子どものお母さんたちやセンターの職員の方々など、たくさんの世代の人たちと話をすることができて、とても張り合いがあります。また、お母さんたちから、感謝の言葉をもらうと、私も嬉しいですし、私でも人の役に立てていると、生きがいにもなっています。

(川)私は、団地に住んでいますが、団地は小さな地域のモデルだと思います。毎月の集会、各季節の行事、そして、団地内には集会所、公園もあります。公園には、いつも誰かの姿があり、他の子どものお母さんや住んでいる方たちとも顔見知りになります。そうすると、自分の子どもだけでなく、他の子どものことも知ることができます。公園で一人で子ども二人をみるのは大変だけれど、他に知っている誰かががいれば、頼ることもできて、安心して遊べます。
地域の人が、いきなり子育てを支援することは難しいと思います。まず、自分の地域には、何人子どもがいて、何歳の子どもがいて、どんな子どもがいるか、知ることが必要ではないでしょうか。そのためには、日ごろから地域の人とコミュニケーションを図っていくことが大切だと思います。

(内)私の住んでいる地域に、三歳以下の子どもがいるのは、うちだけです。いつも近所の人たちが、私たちを見守っていてくれます。散歩をしていると、誰かが声をかけてくれるし、公園にいる近所のおじいさんも遊んでくれます。小さな子どもがいるだけで、地域が元気になったと、言ってもらいました。
地域が子育てに関わるには、まずお互いを知ることが必要だと思います。地域で集まっているところに挨拶をするだけでも、関わるきっかけになると思います。

(中)韮崎に引っ越して来た際に子育てサークルを紹介してくれた方がいました。お母さん同士で悩み事を言える場所があって良かったです。
保健師さんに相談するほどでもないけど、少し聞いてほしいこととか、気になることとかを、雑談の中で話せるというだけで、気持ちが軽くなります。役所に行くというと、やはり敷居が高く感じてしまうので、もっと気軽に話せる場所が必要なのかなと思います。

(名)小さな子どもたちを連れて買い物をしている時、いっぱいいっぱいで余裕のない私に、知らないおばあさんが優しく声かけをしてくれて、励まされとても救われました。
そのことで、子育てを周りの人が見守っていてくれるということ、子育てに対して理解してくれている人が傍にいるということが感じられとても心強くなり、私もそういう存在でありたいと思いました。身近な人はもちろん、地域の人など世代に関係なく、多くの人に子育てについて知ってもらうことがすごく大切だと思います。そのような場があればいいと思います。
また、以前は子育てに関して人に頼りづらいという意識がありましたが、ファミサポを利用した際に、まかせて会員さんが子どもと関わることで生き甲斐や癒しになっていると言ってくださり、お互いに嬉しい関係になれていることがわかり、気持ちが軽くなりました。

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