文字サイズ
自治体の皆さまへ

一般質問-12月定例会-(6)

17/33

岐阜県七宗町

■質問 小中学校の統合に向けた今後について
市川裕隆 議員
学校統合について、先般の議会で承認し、順調に進展しており、七宗中学校、七宗小学校と学校名も決まり、着々と進んでおり、協議会の中で検討され、詳細もしっかりとした手順を踏まえて進めており、大変喜ばしいことだと思います。今後も七宗町の宝である子どもたちのことを第一に考えて進めていただきますようお願い申し上げます。
また、進め方においてもしっかりと協議し、その結果をお伝えいただけると町民の方々も安心していただけると思いますので、よろしくお願いいたします。
将来について、児童生徒数の推移は七宗町の出生数から予想できると思いますが、今回の統合の目的の一つに複式学級の解消があります。子どもたちの減少により、また、複式学級が問題となる時期が来ると思われますが、いかがでしょうか。
学校法の制度でどうしても避けられない問題であり、今後、大幅に子どもたちが増えてくれればいいのですが、現段階では見込めないと思います。
このような状況下の中でよりよい教育環境を構築することが必要だと思います。小人数制をいかした教育や地域と共に行うコミュニティ・スクールなど、特色のある教育を構築することにより、都市部からの移住につなげていけるのではないかと考えます。
兵庫県の明石市など、人口が増えている地域は教育に特に力を入れております。今後、この七宗町で統合を含めたところの教育改革においてお尋ねいたします。
七宗町の魅力ある教育方針について、どのようにお考えでしょうか。

◇答弁
教育長 早野稔
現在進めております学校統合につきましては、「七宗町小中学校統合準備委員会」委員の皆様にご尽力賜り、慎重に審議を重ねつつ、一つ一つ確実に進めております。また、校舎の改築を含む小・中学校の環境づくりにつきましても計画的に進めております。“他に誇れる七宗町の学校”を目指し、今後とも保護者様・児童生徒、町民の皆様の思いが実現できるよう真摯に取り組んでまいります。
ご質問であります「七宗町の魅力ある教育の方針」につきまして、述べさせていただきます。
これまで培われてきた七宗教育の良さは、保・小・中が連携すると共に、4校が切磋琢磨し、一人一人に学力をつける授業づくり、生きる力を育む体験活動、更に健康と規律を生み出す生活習慣づくりを三位一体に“基礎学力定着支援事業”を進めてきたことにあります。その成果は、岐阜県教育委員会より表彰いただけるまでに達しております。今後もこの基礎学力定着支援事業を継承し、新たに「主体的で対話的な深い学び」や「個別最適な学び」につなげる取り組みを推進します。また、伝統であるロボコンや木工と言った“ものづくり”や、登山や篠笛、なかよしピクニックを代表する“ふるさと学習”を通して七宗を愛する心の醸成に力を入れてまいります。
ここで、うれしいお知らせです。今年度、木工チャレンジコンテスト1名全国大会出場、創造アイデアロボットコンテスト2チーム全国大会出場、ものづくり作品コンテスト1名全国大会の一次審査に進んでいることを報告いたします。
令和7年に七宗中学校、令和8年に七宗小学校の開校を目指しますが、開校から始めるのではなく、今いる子どもたちを取り残すことなく、現時点から「魅力ある教育」を進めます。その根幹には、エネルギーを生み出す「感動の教育」を据え、少人数指導の良さを活かし、一人一人に寄り添い、一人一人の良さを伸ばす教育を目指します。更に、グローバルに活躍できる人材の育成のための、ICTを活用する力、コミュニケーション能力や英語力の伸長を課題として取り組みます。
また、昨年度立ち上がったコミュニティ・スクールの規模を全町に広げ、地域の支援を学校にお借りすることと、子どもが地域に出て活躍する機会を活かし、“地域で育つ子ども”につなげたいと考えます。
最後に、未来を切り拓く七宗の子ども達の育成のため、皆様のご支援を賜りますことをお願いします。

◇質問者の所見
七宗町には本当にすばらしい歴史や地形的景観があります。
先日もなかよしピクニックなど、子どもたちにその辺りを教える機会を与えたりだとか、本当にすばらしい教育をされていると思っております。子どもたちの未来のために、魅力ある人間を育てるために、しっかりと整備のほうを進めていただきますようお願いいたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU