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No.127 シリーズ 教育の窓 自分の命は自分で守る 水辺の安全教室 八百津町教育委員会

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岐阜県八百津町

1.はじめに
八百津町に流れる木曽川の川沿いにはB and G艇庫があり、夏になると町内外の子どもから大人まで利用し、とても賑わっています。また、木曽川でのマリンスポーツは30年以上にわたり受け継がれており、学校行事やスポーツ少年団行事など、夏季には欠かせないものとなっています。
今年度は、艇庫周辺の護岸工事に伴い、活動期間の短縮や活動人数の制限を行いながら実施しました。

2.水辺の安全のために
夏になると猛暑が続き、海や川などいろいろなレジャーを楽しまれる方も増え、子どもが水辺に近づく機会も多くなるため、毎年のように水難事故の報道が見受けられます。県内でも川での水難事故の報道が多数あり、死亡事故も報告されました。
八百津町では水難事故防止を啓発するために、「水辺の安全教室」を町内小学校で毎年行っています。
今年度から町内小学校だけではなく町内保育園でも「水辺の安全教室」を開始しました。小学生の「水辺の安全教室」では、子どもたちに水辺に潜む危険を知ってもらいます。そして、安全かつ楽しく活動していただけるよう、基本的な救助の要点や、もしも自分自身が溺れてしまったとき、溺れている人を見かけたときどのように対応すべきなのかを教えています。
また、身近にあるペットボトルを使用した浮遊体験や救助用具を使わない背浮き体験をしてもらいました。
さらに、こういった緊急時に慌てず対応できるよう指導者の実演を交えながら、「どこが良くなかったのか」、「どうするべきだったのか」を考え意見を出し合いました。
保育園児の「水辺の安全教室」では、子どもたちに水辺の危険性を伝えるとともに、水辺には子どもだけではいかないことなど基本的なことを伝えました。
また、ライフジャケットの機能性を確認するため実際に身に着け、浮遊体験を行いました。ライフジャケットを初めて身に着ける子どもも多かったですが、浮遊体験に一生懸命取り組んでいました。

3.おわりに
八百津町の子どもたちにとって、川は身近な存在です。そんな子どもたちが今回の「水辺の安全教室」で水辺の安全性について学んだことを、今後の活動の中で生かしてくれると嬉しいです。
これからも、少しでも水難事故防止の啓発に努めていただけるよう海洋性レクリエーションを通じて指導していきたいと思います。

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