今月のキラリさん

19／22

市内の輝くみなさんを紹介します

◆那加中学校のビオトープを整備するボランティア「つゆ草の会」会長
金原　孝(きんばら　たかし)さん
那加前洞新町在住の80歳。シニアクラブの会長や、ボランタリーハウスの代表なども務める。

○楽しくやろうぜ!をモットーに、多くの人と協力しています
金原孝さんが代表を務める「つゆ草の会」は、那加中学校のビオトープを整備するボランティア団体。最近では、「ホタルが舞う環境を作りたい」と活動に取り組み、今年5月には、多くのホタルを確認することができました。
つゆ草の会ができたのは、約3年前。うっそうとした草むらとなって放置されていたビオトープを「地域の学びの杜(もり)として再生したい」との思いで、地元有志が立ち上がりました。それ以降、学校と一緒になって、活動を続けてきました。水源の確保や、水路の整備、橋の付け替えなど、時には人手が足らなくなることもありましたが、その都度メンバーが知り合いに声をかけ、乗り越えてきました。
花植えや草取り、水やりなどは、生徒たちと一緒に行っています。「子どもたちも、積極的に手伝ってくれます」と、笑顔を見せました。
ビオトープ再生の一環として、ホタルが舞う環境作りにも取り組んでいます。水質の管理やカワニナの放流のほか、メンバーが育てた幼虫などの放流を行った結果、多くのホタルが飛び交いました。「子どもたちがホタルに目を輝かせている姿を見て、うれしくなりました」と、自身も喜びました。
これまでの活動を振り返り、「多くの人と協力しながら、楽しく整備を進めてこれました」と、金原さん。ビオトープがさらに花木に囲まれ、地域のつながりの場となることを目指し、これからも活動を続けていきます。