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特集 アフターコロナのいま、男女共同参画社会を考える

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岐阜県富加町

~みんなが心地よく暮らせるまちを目指して~

毎年、6/23から6/29までの1週間は、「男女共同参画週間」です。今月は、みのかも定住自立圏(美濃加茂市と加茂郡7町村)が一斉に各広報誌で特集し、みんなが心地よく暮らせる社会について考えます。

■「男女共同参画社会」とは
「男女共同参画社会」とは、誰もが性別にかかわらず、個性と能力を発揮でき、生きがいのある充実した生活を送ることができる社会のことです。
固定的な男らしさや女らしさではなく、その人らしさを大切に考え、お互いを認め支え合う共生社会を実現するためには、一人一人の意識が大切です。男女がともに夢や希望を実現し、ひとりひとりの人生が豊かになることを目指していきましょう。

■世界の取り組み富加町の取り組み
男女共同参画社会実現の取り組みは、SDGsにも「5.ジェンダー平等を実現しよう」という目標が掲げられており、性別にかかわらず、平等に責任や権利や機会をわかちあい、あらゆる物事を一緒に決めることができるようになることが、世界においても重要な課題として捉えられています。
富加町では、平成26年度から取り組みを開始し、現在は富加町男女共同参画計画(平成26年度~令和5年度)を推進しています。
また、役場においては、昨年度に女性職員を初めて管理職へ登用したほか、今年4月に行われた富加町議会議員選挙にて女性議員が初めて誕生するなど、女性の「ほっと」な声を「もっと」町政へ反映させるための環境が少しずつ整い始めています。

・SDGsは、2015年9月に国連サミットで決められた「この先の世界が今以上によくなるために、2030年までに世界の人全員で協力して解決したい17の共通目標」のこと。その目標の1つに「ジェンダー平等の実現」があります。

■課題
しかし、職場や地域活動等の場面では、まだまだ男女共同参画社会の取り組みが浸透しているとは言えません。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、全国での女性就業者数が男性に比べ31万人も多く減少(参考:令和3年6月内閣府男女共同参画局「令和3年度男女共同参画白書」)しています。

▽アンコンシャス・バイアス チェックシート
・仕事より育児を優先する男性は仕事のやる気が低い
・女性に理系の進路(学校・職業)は向いていない
・どれだけつらくても、男性は人前で泣くべきではない
・女性には女性らしい感性があるものだ
・男性であれば、残業や休日出勤をするのは当たり前だ
・家事・育児・介護は女性がするべきだ
・同じ実力であれば、男性から昇進するものだ
・男性は仕事をして家計を支えるべきだ

■アンコンシャス・バイアスとは
アンコンシャス・バイアスとは、無意識のうちに思い込んでいることや偏見のことで、誰にでもあるものです。また、知らないうちに相手を傷つけてしまう、可能性を狭めてしまうといった影響が考えられます。上のチェックシートを使って、自分や相手の可能性を狭める思いこみや偏見をもっていないかを振り返ってみましょう。

■INFORMATION
●「男女共同参画」に関する本を読んでみよう
昨年から今年にかけて、みのかも定住自立圏(美濃加茂市、加茂郡7町村)で一斉に、各図書館などで「男女共同参画ブックフェア」を開催しました。
たくさんの人に関連図書を手に取っていただきました。今年度も開催予定ですので、ぜひお越しください。

●「男女共同参画」に関する相談窓口をご利用ください
岐阜県では、「男女共同参画・女性の活躍支援センター」が、すべての人が自分らしく生きられるよう、さまざまな悩みを抱えている人の相談に応じています。プライバシーは固く守ります。どこに相談したらよいか分からないときは、専用ダイヤルへお問い合わせください。
相談専用ダイヤル【電話】058-278-0858
※祝日、年末年始およびOKBふれあい会館休館日は除く。
※年間を通じて相談に応じています。

▽一般電話相談
日時:毎週月~木曜日、毎月第1・第3土曜日 午前9時~午後5時

▽男性専門電話相談(男性が抱える悩みについて、男性相談員が応じます。)
日時:毎月第2・第4金曜日 午後5時~午後8時

▽LGBT専門電話相談(性的指向や性同一性障がいに関する悩みについて、専門相談員が相談に応じます。)
日時:毎月第3金曜日 午後5時~午後8時

問合せ:企画課企画係
【電話】54-2111(内線173)

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