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自治体の皆さまへ

【議会だより】ここが聞きたい一般質問(3)

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岐阜県揖斐川町

〔若園敏朗議員〕
▽揖斐川町観光キャンペーン事業について
(1)現状の申請方法である事後申請の見直しは。
(2)町内での飲食を補助要件として追加しては。
(3)事業の今後の展開は。
〔町長〕
(1)申請者である旅行会社の書類作成事務の簡素化、事前申請方式を採用した自治体における申請後のツアー中止に伴う返金問題などから、多くの自治体が事後申請としている。また、飲食店や宿泊の受け入れは、事前に予約をされ、ツアー中の消費行動についても事後に把握可能なため、当町では事後申請方式を採用した。
(2)バスツアーであるため、ある程度のキャパシティーを有する飲食店が必要となり、町内では受け入れ可能な飲食店は限られる。町内での飲食を補助要件とすることで、当町を絡めたツアー企画が敬遠される可能性があり、食事や宿泊は加算項目とした。
今まで当町を訪れたことのない旅行会社の新規開拓も含め、他市町村より利用しやすい補助制度とした。
(3)国からの特定財源による臨時的な事業であり、国の交付金等の状況を注視し、事業継続の有無も含め検討する。

〔若園敏朗議員〕
コロナ後の観光客誘致・北陸地方との商業交流の取り組みについて
令和5年内に冠山峠道路が開通するが、北陸地方からの観光客の誘致や商業での交流に向けた具体的な取り組みは。
〔町長〕
観光誘致では、昨年度から町内観光施設の指定管理者と連携し、アウトドアフィールド構想を進めている。また、指定管理者の自主事業として、谷汲緑地公園では、コンテナハウス型キャンプが楽しめる宿泊施設の整備、月夜谷ふれあいの里では、自家用車が横付けできるオートサイトが造成されたほか、各道の駅や入浴施設等でも指定管理者と連携し、町の魅力を高める取り組みを進めている。
商業での交流は、昨年度より福井県池田町との新たな交流を開始し、テレビ番組での両町のPR、いびがわマラソンにおける福井県池田町ブースでの特産品販売や冠山峠道路開通のPRなど新たな取り組みを始めている。
福井県知事との面談も予定しており、北陸圏との交流はトップセールスとして取り組む。

〔平野大介議員〕
▽林業の現状と所有者特定業務について
森林の境界明確化は多大な労力がかかり、放置すれば所有者不明林がさらに増加し今後の森林経営に影響を及ぼすと思われるが、所有者特定業務に対する今後の考えは。
〔町長〕
町では森林経営管理法に基づき、令和3年度までに、3地区33名32・5ヘクタールの森林所有者を特定している。一方で、登記が細かく境界も不明確なため、経営管理権集積計画の策定が困難な地区もある。
今後は、航空写真を用いて境界を確認するリモートセンシングなどのICT技術の活用、机上での同意取得など他市町村の先行事例も情報収集し、活用したい。
また、本年4月から開始されている「相続土地国庫帰属制度」や令和6年から開始される「相続登記の義務化」など国の制度改正にも注視し、県、林野庁等からの指導、助言を受けながら有効な対策を検討したい。

■議会活動報告
▽5月
22日 第5回議会運営委員会
22日 5月月例会
▽6月
2日 第4回定例会開会本会議
6日 第2回総務文教常任委員会
6日 第2回民生建設常任委員会
8日 本会議一般質問
9日 本会議第4回定例会閉会
29日 第1回公共交通特別委員会

▽お知らせ
6月1日に開催された岐阜県町村議会議長会臨時総会において、村瀬三郎議長が岐阜県町村議会議長会副会長に就任いたしました。

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