文字サイズ
自治体の皆さまへ

ここが聞きたい一般質問(3)

13/31

岐阜県揖斐川町

■宇佐美直道議員
▽冠山峠道路開通後の観光客受入れ体制について
11月19日に冠山峠道路が開通し、スポット的な行事は増えたが、常設的な事業は進んでいない。
(1)今後の徳山湖の水面の活用について、常設的な事業を検討しては。また、徳山会館を通年営業にしては。

(2)藤橋城周辺の施設運営と観光客の受入れ体制は。ハード面での新設の検討は。

(3)当面は揖斐川町側の飲食・物販の中心となる「道の駅星のふる里ふじはし」の設備は、現状で十分か。

(4)来年度完成予定の糸貫インターチェンジ付近へ直近の谷汲地域を示した観光案内看板を設置しては。

▽町長
(1)今年度は、湖面利用計画に基づき、SUP(スタンドアップパドルボート)体験事業を実施。徳山湖の自然に触れられる活動として、今後も継続を検討する。
また、恒常的な事業は、緊急時の連絡手段や救助体制など、利用者の安全を十分に考慮する必要があり、水資源機構と協議し、現実的で集客可能な事業を検討したい。
徳山会館は、会館で使用する谷水が冬場は凍結し、水の確保が困難なため、例年どおり冬期は休館とする。今後、水の確保は検討する。

(2)鶴見亭の空き店舗解消は、何件かの問い合わせはあったが出店には至らず、引き続き広報誌などを利用し、PRに努めている。
藤橋歴史民俗資料館は、屋根の葺き替えに5棟で1億円以上の費用を要することから、工法や棟数減も含め、今後の運用を教育部局と検討中。
藤橋城は、今年度から試験的に冬期期間中も土日祝日に臨時営業を実施し、状況を見ながら来年度以降の営業を検討する。
ハード面の新設については、民間事業者からの提案等について協議中。

(3)いび川温泉の空調設備の改修など必要な設備整備を実施。また、令和4年度からは民間の指定管理者による効率的な施設の管理運営を実施。立ち寄りやすい空間を提供し、経済効果につながる取組みについても指定管理者と協議中。

(4)看板設置の効果や維持管理、設置場所等を含め、今後検討したい。

■大西惠子議員
▽養老鉄道について
名鉄揖斐線の廃止により人口減少に拍車がかかった苦い経験から、何としても養老鉄道を存続させなければならない。
すでに様々な取組みをしているが、養老鉄道に乗り、理解を深め、存続の機運を高めるため、町民に無料乗車券を配布しては。

▽町長
養老鉄道の廃線は、町民の日常生活に大きく影響し、町の衰退につながるのではと危惧しており、樽見鉄道と共に存続させなくてはと考えている。
一方で、鉄道を利用したことのない町民が、必要性を身近に感じることがないことはご指摘のとおり。
そのためにも、実際に乗って鉄道を知ってもらうことは大切であり、その一環として、無料券の配布も有効な手立てであると思うことから、養老鉄道、樽見鉄道の両事業者とも協議しながら、前向きに利用促進策を講じたい。

■大西惠子議員
▽地域づくりについて
地域づくり活動として、各地域でマルシェやカフェが開催され賑わいを見せている。一方で、地元の店や個人が出店できないとの声や、頻繁に開催されることで、地元の同業者から民業圧迫との声を耳にするが、町長の思いは。

▽町長
カフェをはじめとする様々な地域活動は、自助・共助の観点から補助金制度も創設しながら支援をし、NPOや地元の有志などによるマルシェ、軽トラ市、植樹活動、さらにはこども110番の店という新たな取組みまで始まっている。
一方で、運営が閉鎖的、排他的また独善的で、民業圧迫になっているとの声が地元から出てきていることは、地域づくりをお願いしている立場として申し訳なく思う。地域を盛り上げ、地域の絆を強くしていくはずの活動が逆効果になってはいけない。
こうした課題、問題をいかに解決し、地域を巻き込んだ活動となっていけるかに今後の活動の成否がかかっていると思う。地域をよくするという大きな目的のもと、地域の皆さん、主催団体の方々が一致団結し、地域づくりに尽力されることをお願いする。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU