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自治体の皆さまへ

町立図書館開館20周年 楽集館だより

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岐阜県白川町

下記の予定等は、状況により変更することがあります。
すぐメール・ホームページなどでご確認下さい。

■8月のカレンダー・イベント

■新着本紹介
▽能面検事の死闘
著者/中山七里 発行/光文社
南海電鉄岸和田駅にて無差別殺人事件が発生。容疑者・笹清が逮捕された。その後、大阪地検で郵送物が爆発して…

▽子どもと一緒に覚えたい野菜の名前
著者/稲垣栄洋 発行/マイルスタッフ
身近な野菜の花、タネ、葉、実り方、畑の様子から、特徴を解説。野菜を使った実験や似た野菜も紹介。

▽飼育員がつくったサルの図鑑
著者/日本モンキーセンター 発行/くもん出版
日本モンキーセンターのサルの図鑑。映え度高め、なかよし度高め、レア度高めなどのテーマごとに56種類を収録。

▽なんてくさいんだ!
著者/コリーン・ペフ 発行/あかつき教育図書
1858年の夏、排泄物であふれていたロンドンのテムズ川をきれいにするための年月を、描き出した歴史絵本。

■今月の
・ミニギャラリー「町内小学生文芸作品展」
・テーマブック「好きを生きる~牧野富太郎とふるさと高知~」

■館長だより
▽超自然的なもののこと
今年は各地で盆踊りが開催されるようです。お盆は先祖の霊が故郷に帰り、盆踊りは先祖を迎え、慰め、送り出す感謝の踊り。明治23年に赴任地松江へ向かった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、途中お寺の境内で行われていた盆踊りを見て、自分が求めていた世界だと生涯忘れ得ぬほどの感動を覚えたそうです。
先祖の話になりますが、父方の祖父は日露戦争の奉天会戦で肩から腰に銃弾が貫通し、累々と横たわる死者の中に虫の息で埋もれていたところを救い出され、まさに九死に一生を得ました。祖父はかすかな意識の中、目の前に後光のさす氏神様を見たのだそうです。命あるのもそのご加護によるものと感謝し、地元の氏神様の鳥居の手前に門柱を寄進しています。小泉八雲の「日本雑記」にも土地の氏神様が氏子のお産を助ける『梅津忠兵衛のはなし』という話があり教職の頃には、好んで子どもらに読み聞かせたものです。奇談の裏にある情緒豊かな精神文化や自然への畏怖の念が伝わる小泉八雲の作品に惹かれ、「怖い話が聞きたい」という子らには大概、小泉八雲の「影」「怪談」「霊の日本にて」から選んで話し聞かせていました。超自然的なものを話題にするのも、ご先祖があの世と現世を行き来するこの季節だからでしょうか。

開館時間:
平日 午前9時~午後7時
土・日・祝日 午前9時~午後6時
本の除菌機をご利用ください。

問合せ:美濃白川楽集館
【電話】74-1022

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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