認知症、こんなときどうするシリーズ その6 ~夕暮れ時になると、「家に帰る」と言う~
認知症の方の中には、夕暮れから夜にかけて落ち着かず、不安や混乱から興奮状態となり、「そろそろ家に帰ります」と言って家から出ていこうとされる方がいます。このような症状は一般的に「夕暮れ症候群」と呼ばれています。
認知症の方は、時間感覚が数十年前にさかのぼることがあり、「ここは自分の家ではない」と考え、「そろそろ夕方なので、いつまでも居座るのはよくない。家に帰って、食事の支度をしなければ」と思い込んでしまうようです。
◇理詰めで諭さず、表現を工夫して伝えよう!
このような場合、いくら丁寧に説明をしても納得することが難しいので、「今日はもう暗くなっているので、一晩泊まっていってください」や「夕ご飯の準備をしているので、ご一緒しませんか」など、帰らなきゃという本人の気持ちを受け止めながら、宿泊を提案することも有効です。また外を一緒に散歩して、気分を紛らわすのも一つの手です。
次号から、介護保険計画のアンケート調査の結果についてご紹介していきます。
地域包括支援センターへ!!
【電話】0574-74-0808
白川町地域包括支援センターは、基幹相談支援センター及び成年後見支援センターを併設しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>