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「声をカタチに 声を未来に」藤井浩人市長コラム

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岐阜県美濃加茂市

■未来を〝読〟む

「人は城、人は石垣、人は掘、情けは味方、仇(あだ)は敵なり」これは武田信玄(たけだしんげん)の名言のひとつで、「立派な城を築くより、国を支える人を大切にしよう」という意味だと、私は捉えています。
新庁舎建設は私に課せられた大きな仕事です。市役所庁舎は、市民生活を支える職員が働く場所であり、市民サービスを提供する場所です。その2つの機能を果たすものが、これからの未来にどのようなカタチであるべきなのかを市民の皆さんと道筋(ロードマップ)に沿って、先を読み、情報を集め、議論していきたいと考えています。
市役所職員にはコンピューターやAIに負けないような〝一人一人の市民・現場を大切にする姿勢〟、〝縦割りを超え、情熱を持って仕事と向き合う姿勢〟が求められています。また、今までのような机に縛られた姿ではなく、〝いつでもどこでも市民生活の身近で仕事ができる環境〟がインターネットを活用することで可能となっており、既に多くの企業が実践しています。
今までのような市役所の窓口に平日の昼間に来て、順番を待って市民サービスを受ける時代は、終わらせなければなりません。インターネットによる手続きや身近な施設で市役所と同じサービスが受けられる体制づくりなど、皆さんの大切な時間を無駄にしないことの追求が求められています。
これまで当たり前だと感じていた市役所のイメージを刷新し、新たな美濃加茂市のイメージを市民の皆さんと共有できると期待しています。限られた予算の中で、お城にこだわっている余裕はありません。立派な市役所に捉われることなく、市民の皆さん一人一人の生活を豊かにできる行政運営を後世につないでいきたいと思っています。

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