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〔巻頭特集〕女性の活躍を支えるまちへ(1)

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岐阜県関市

女性は、結婚、出産、子育てによって、自身を取り巻く環境が大きく変わっていきます。そうした中で近年、子育てをしながら働き続けるという道を選択する女性が増えてきました。この背景には、女性が活躍できる職場環境の整備を進める事業所の取組があります。

■関市女性が働きやすい職場認定制度
関市では女性がいきいきと働けるための職場環境整備に積極的に取り組む事業所等を「女性が働きやすい職場認定」として認定しています。これまでに40の事業所が認定を受けています。
※認定の詳細、申請の方法および様式は、関市役所ホームページをご参照ください。

■女性の労働力率の推移
資料:国勢調査

近年、出産・子育て中も働く女性の数が増えています

■事業所紹介(1)『育休後の復帰率100%』
東海理研株式会社
「育児休暇取得後復帰率100%」
家庭・育児を優先的に。社員全員で支えあう。
制度よりも何よりもお互いの理解を。

◇時短勤務・時間有休制度
東海理研株式会社には、時短勤務制度や1時間から取得できる時間有休制度があります。
2人の娘を持つ木村百合恵さんは「育休復帰後の育児時短制度は3歳までですが、2人目という事情もあって会社に相談したところ、1年間延長してもらえました。自分に合った働き方ができ、子育てしやすい職場です」と話します。
経理を務める牛島麻梨乃さんは「復帰すると決めていても、仕事を離れて1日中家で育児ばかりだと不安で心が疲れてしまうこともあります。そんな時会社や職場の仲間から何かと情報を送ってもらえてほっとしました」と産休・育休中での会社とのつながりを嬉しそうに話します。

◇職場内に広がる風潮
「身体大丈夫?休んでもいいよ」「保健室から電話?早退していいよ」職場内に思いやりの言葉が飛び交います。
情報システム課の係長を務める村井幸美さんは女性が仕事を続けられるような雰囲気が職場内にあると言います。「育児休暇から復帰し、職場での温かい言葉に助けられ、3人の子育てをしながら仕事を続けることができています」と自身の経験を語ります。

◇常務取締役 佐藤恵里子さん
本社では新人からベテランまでの全女性社員が所属する「リボンの会」という組織があります。毎月1回、社内での困りごとや改善したいことを相談したり、フラワーアレジメントやミニバレーを企画したりして交流しています。「交流を深めることで産休・育休取得後にも働き続けたい、また復帰したいと思えるような職場になるように心がけています」

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