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自治体の皆さまへ

〔巻頭特集〕女性の活躍を支えるまちへ(2)

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岐阜県関市

■事業所紹介(2)『男性社員の育休取得促進』
アテナ工業株式会社
「男女ともに社員の育休を応援しています」
男性の育休取得の実績があり誰でも取得できる。

◇男性の育児休暇取得
「いい時間が過ごせました」と話すのはアテナ工業株式会社に勤める鳴海岳さん。機械の修理・設計・製作を担当する鳴海さんは、昨年、第2子が生まれ、1か月間の育児休暇を取得しました。その理由は生まれたばかりの子どもと接する時間がたくさん確保できるから。育休中には家事全般をこなし、家族をサポートしました。
「はじめは金銭面の不安がありました」制度について知らないことばかりでしたが、総務部の星野里奈さんから説明を聞き、不安も解消されたそうです。
「頼れる上司からのサポートがあり、恵まれた環境だなと思えました」とにこやかに話します。

◇仕事を続ける選択
製品の検品・梱包業務に携わる松井佳那さんは2人の男の子を育てながらフルタイムで働いています。入社して数年したころに妊娠し、「当時は制度についての知識が全くありませんでした。周りにも結婚後に退職する人が多かったので、知る機会がありませんでした」と振り返ります。上司に相談したところ、総務部から産休育休制度や時短勤務の説明を受け、産休育休制度を利用しました。
「仕事を辞めようかなと何度も思いました」と話す松井さんですが、子どもの行事にも休ませてもらえたことや、働くための制度が整っていたことで、この会社で働き続けたいという気持ちになりました。

◇総務課 星野里奈さん
当社は令和3年の法改正後、4月・10月で段階的に育児休暇制度を整備しました。他にも時短勤務制度を実施するなど、働きやすい職場を心がけています。私自身も育休を取得した身として、男性の育休取得を促進しています。

■事業所紹介(3)『女性管理職が活躍』
関信用金庫
「女性管理職5%」
独自の組織 女性活躍推進委員会
女性のキャリアアップを目指して。

◇女性の活躍の場を広げる
関信用金庫では女性の管理職登用を推進しています。現在2人の女性管理職が在籍しており、総務部人事課の山田利香さんもその1人です。
「2022年4月に[女性活躍推進委員会]を創設しました。この委員会は女性10人で役職は関係なく構成され、女性の能力を発揮するためには何が必要かなど、意見を出し合っています」月に1度開催される委員会では多くの声が上がります。昨年10月には委員会の意見から、女性職員がいなかった渉外係に2人の女性職員が配属され、男女関係なく活躍できる職場を創出しています。

◇事務管理課長 村井洋子さん
責任・判断力・人材育成。管理職に求められることは多くあります。村井さんは業務の効率化を考え、営業店を指導する立場で、部署内の方向性を示すことが多々あり、重責を果たし、活躍する女性管理職です。「女性を含む多様な意見を反映することで、考え方の幅を広げることができると思います。管理職に限らず、女性の社会進出はこうした面でもよいことだと思います」

■認定事業所の3つのメリット
Point1 企業のイメージアップを支援します。
・認定事業所には、認定証および認定ロゴデータを交付します。
・市の広報誌や広報番組などで紹介します。

Point2 ハローワーク関、関市みんなの就職サポートセンター、関市雇用促進協議会との連携
・求人票や求人検索システム、ホームページの企業紹介に「女性が働きやすい職場認定事業所」の表示をします。
・関市雇用促進協議会求人誌「ハイパーシティ・関」に「女性が働きやすい職場認定事業所」の表示をします。

Point3 市広報誌に掲載
・市広報誌(SekiGocoro)に連載ページを設け、毎月約2事業所ずつ紹介します。

◎性別関係なく社会で活躍するためには、性別役割分担や偏見をなくすことが必要不可欠です。家族の形や価値観が多様化する現代社会に対応していくためにも、先入観を取り除き、お互いを尊重しあえる職場環境を整えていくことが重要です。

問合せ:市民協働課
【電話】23-6806

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