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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより No.76

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岡山県久米南町

■認知症の人をみんなで支えよう~9月は世界アルツハイマー月間です~
アルツハイマー病は、認知症全体の約7割を占める病気です。2025年には、高齢者(65歳以上)の5人に1人が認知症になると見込まれており、その数はおよそ700万人と推計されています。
大切な家族や友人、近所の人、誰にとっても、認知症は身近になってきています。認知症について正しく理解し、社会全体で支えていきましょう。

●認知症とは・・・
認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気によるものです。
認知症の人は、つい先ほどした体験を忘れてしまうという症状から、過去から現在への連続性がなくなるため、絶えず不安な状態におかれていることになります。
このような心理を理解する周囲の関わり方が、安心感を与えるコミュニケーションにつながります。

●基本的な接し方
認知症の人と接するときには、認知症の人の特性に配慮した接し方が必要です。接し方次第で状態が安定したり悪化したりする場合があります。

▽こんな接し方をしましょう
たとえ認知機能が衰えても、残っている能力もたくさんあります。
高齢者本人の尊厳を守った声のかけ方をして、残っている能力を安心して十分に発揮できるような配慮を心がけましょう。
・まずは見守る
・敬意を持って接する
・1人で声をかける
・目線を合わせる
・耳を傾ける
・短く分かりやすい言葉で話す

▽悪い接し方の例
次のような接し方は、認知症の人を混乱させたり、傷つけたりする恐れがあります。
[驚かせる]認知症の人は驚くとパニックに陥りやすいです。急に後ろから声をかけたりしないようにしましょう。
[急がせる]認知症になると、ひとつの動作を行うにも考える時間が必要です。質問に対してすぐに返答を求めず、焦らせないようにゆっくりと話を聞きましょう。
[自尊心を傷つける]本人の気持ちを否定したり、無視したりせず、耳を傾けてみましょう。子ども扱いも、自尊心を傷つけてしまいます。

問合せ:久米南町地域包括支援センター(役場保健福祉課内)
【電話】728-2090

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