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《特集1》G7倉敷労働雇用大臣会合開催記念シンポジウムを開催しました(2)

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岡山県倉敷市

■市内の高校生・大学生による「働くあなたを食で応援プロジェクト」成果発表
約100年前、大原記念労働科学研究所は、働く人のために主食代用食「労研饅頭(ろうけんまんとう)」を開発しました。参加した6校は、労働雇用の現状を学び、着目した課題を「食」で解決するためには、どんな主食代用食が考えられるかを若い世代ならではの柔軟な発想で探究学習に取り組みました。シンポジウムでは、各校が工夫を凝らしてブース展示を行い、来場者と交流した他、壇上で成果を発表しました。

◇倉敷高校 倉敷発信プロジェクト
地元有識者から当時の労働衛生改善の取り組みを学ぶとともに、今も労研饅頭を製造している企業を訪問しました。「補食」の観点で「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高い甘酒を使った、ういろうのレシピを開発しました。

◇倉敷商業高校 からふる倉敷摩訶饅(まかまん)
栄養が偏りがちな若い世代をターゲットに、野菜やきな粉、ゴマを使用するなど栄養価を考えながら、手に取ってもらいやすいよう彩り豊かに、また子どもにも食べやすい食感となるよう、地元企業と共に試作しました。

◇玉島商業高校 地産地消で三方よし
栄養面に配慮するとともに、地元食材を使用することで生産者の支援にもなるレシピを検討しました。地元企業の協力で、カレーパンの製作を行い「備中玉島みなと朝市」で試験販売・アンケート調査を実施しました。

◇清心女子高校 外国人労働者の現状と食での支援
自国との習慣の違いを感じる外国人労働者のために、「不安を解消できる場としての食事」をコンセプトに、栄養を摂取するとともに、和洋折衷でコミュニケーションのきっかけとなる、珍しいエスニックおやきのレシピを開発しました。

◇倉敷鷲羽高校 こ・じ・ま・さ・ん・が・む・す・ん・だ
健康面からも問題となる「朝ごはん抜き」を解消できるレシピをコンセプトに、地域おこし協力隊や地元企業と協力して、地元産食材にもこだわった具だくさんの韓国キンパ風おにぎりを考案しました。

◇くらしき作陽大学 栄養士の視点から労働者の健康を考える
「食で働く人々の安全と健康を支援する」をテーマに、長時間労働による食習慣の乱れや食物アレルギーにも対応した、定時に手軽に食べることができる米粉を使ったお好み焼き・ブラウニータルト・マフィンのレシピ3種を開発しました。

■G7倉敷労働雇用大臣会合記念フォーラムを開催しました
G7倉敷労働雇用大臣会合推進協議会と岡山県は、大臣会合を前に、3月14日に岡山コンベンションセンターで、記念フォーラムを開催しました。本会合にも関わる「働くことの大切さ」などをテーマとする講演に、約230人が熱心に耳を傾けました。

◇人生100年時代 しなやかに生き抜くために
三宅民夫氏(元NHKエグゼクティブアナウンサー)
心の持ちようは、健康に強い影響を与えます。もっと人のためにいい影響を与えることができないかと思い続けることが、健康と長寿に大切だと思います。そして、自らが長年培ってきた技術力やノウハウをもって、現役世代のつえとして支えられればいいんじゃないかなと思っています。

◇みんなが輝く働き方~これからの多様で柔軟な働き方の視点
小室淑恵氏((株)ワーク・ライフバランス代表取締役社長)
生産年齢人口の減少に備え、現在と未来の労働力を確保するには、女性活躍・少子化対策などを進めることが求められます。その対策には、育休取得率の向上や勤務と勤務の間に一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル」を導入することによる睡眠時間の確保など、男性の働き方改革が必要だと考えます。

問合せ:本庁G7倉敷労働雇用大臣会合推進室
【電話】426-3244
特設ホームページ:https://g7kurashiki.jp

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