奈義町から発信!輝いている人を紹介します People of NAGIーNo.46ー

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猪鹿家　鳥越　省吾(とりごえしょうご)さん(関本)

■ジビエを通じて自然との共存を考える
「狩猟した鳥獣を良質なペットフードに加工して、ワンちゃんや愛犬家の皆様にお届けします」そう話されるのは、ジビエペットフードを扱う猪鹿家の代表、鳥越省吾さんです。
ジビエとは、フランス語で狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉や料理のことで、代表的なものは鹿や猪、熊や真鴨等があげられます。鳥越さんは、主にくくり罠を使い、鹿や猪を捕獲後、血抜き、解体、精肉、加工し、ペットフードを製造・販売されています。鹿肉のメリットは、低カロリーで高たんぱく、鉄分やミネラルが豊富なところ。ペットにとっての健康食材として、また低アレルギー食品として注目されています。
「父が猟師だったこともありますが、地元の農家さんが育てられている農作物や、奈義町の自然環境を守るために猟師になり、日々害獣駆除を行っています。以前は、町内で捕獲した害獣は、焼却処分や埋設処理をしていましたが、鹿肉がワンちゃんたちの健康によいという話を聞き、ペットフードの製造をはじめました」「ジビエを始めて、一番大変なのは狩猟です。狩猟時に怪我をしたり、マダニにかまれて感染症になることもあります。猟師になって、自然や農作物等に興味を持ち、自然と共存していくためにはどうしたらいいのか考えるようになりました」と鳥越さん。
鳥越さんは今後、ジビエをもっと愛犬家の方に知っていただくためにイベント等で拡販していきたいそうです。また、小型の電気自動車をレンタル用で整備し、町外者向けに町内の観光事業として進めていきたいと新しいチャレンジについても話されていました。
良質なジビエペットフード。愛犬家の方はぜひ、猪鹿家さんに足を運び、奈義町産ジビエペットフードを手に取ってみてはいかがでしょうか。