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自治体の皆さまへ

令和4年度 決算状況をお知らせします

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

岡山市では、積極的に行財政改革を進めてきた結果、財政指標は総じて健全に推移しています。
今後も『岡山市第六次総合計画』に基づく政策を推進し、基本目標「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」の実現に向けた都市の持続的な発展を財政面で支えていく必要があります。

しかし、人口減少、少子高齢化の進行に伴う社会保障関係経費の増加や公共施設などの老朽化への対策に加え、激甚化・頻発化する自然災害や地球温暖化への対策、エネルギー・食料品などの物価高騰の長期化への懸念、感染症への対応など、さまざまな財政需要が増える一方で、市税収入などの一般財源の動向も不透明な状況です。

このような状況に対応するため、引き続き行財政改革を推進し、将来世代に負担を先送りしないために、財源調整基金の残高を一定程度保ち、市債の残高や指標にも留意しつつ、財政運営の健全性を確保した上で、市民福祉の向上とまちの発展を実現していきます。

市の会計は、基本的な経費を経理する「一般会計」と、特定の事業を経理する「特別会計」や「事業会計」で構成されています。ここでは、地方公共団体同士を比べるために用いる「普通会計」(一般会計に公債費特別会計など一部の特別会計を合算したもの)について決算状況のあらましを説明します。

■普通会計の歳入歳出
◆歳入
令和4年度の歳入決算額のうち、市民の皆さんに納めていただいた市民税・固定資産税などの市税収入は、1,333億円で歳入全体の34.1%を占めています。

◆歳出
令和4年度の歳出決算額を目的別に分類すると、福祉のための経費である民生費が38.3%と最も多く、続いて教育費が15.4%、土木費が11.4%、公債費が9.9%などとなっています。

◆市税収入

◆歳入歳出決算額の推移

◆健全化判断比率4指標などの状況
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、財政の健全性に関する比率を公表しており、岡山市は令和4年度決算において健全化判断比率4指標および資金不足比率の全ての基準をクリアしています。

(※)将来負担比率は、充当可能財源等が将来負担額を上回り、算定されない

・実質赤字比率
一般会計などに生じている赤字の大きさを、市の財政規模に対する割合で表したもの
・連結実質赤字比率
公営企業を含む全会計に生じている赤字の大きさを、市の財政規模に対する割合で表したもの
・実質公債費比率
市の借入金(地方債)の返済額(公債費)の大きさを、市の財政規模に対する割合で表したもの
・将来負担比率
市の借入金(地方債)など現在抱えている負債の大きさを、市の財政規模に対する割合で表したもの
・資金不足比率
公営企業の資金不足を、料金収入の規模と比較して指標化し、経営状態の悪化の度合いを示すもの

◆「市債」残高の推移
※市債…長期的な借入金

(単位 億円)

◆財源調整のための「基金」残高
※基金…特定の目的のために維持している財産

※財源調整のために取り崩した一方で、令和3年度決算の剰余金などを積み立てた結果、前年度と比べ基金残高の合計は11億円増加しました。

詳細は、財政課ホームページ内の「令和4年度決算(案)の概要」、「岡山市の財政状況[第25版]」をご確認ください。

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問合せ:財政課
【電話】086-803-1146

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